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2783) 石破茂自民党新総裁 株式は歓迎せず 日経平均株価▲1910円安


 任期満了の岸田首相が、次期自民党総裁選挙に不出馬を表明し、政権与党の自由民主党の総裁選挙が2024年9月27日(金)に行われた。

 鳥取県出身の石破茂氏が、五度目の自民党総裁選挙に立候補し、獲得投票上位2者による決選投票が行われ、高市早苗氏を破り、新しい自由民主党総裁に選ばれた。

 自民党第一派閥の安倍派のパーティ券収入のキックバックを政治資金収入として報告しない政治資金規正法違反が露顕し、政治不信が高まり、自民党の派閥解消が相次いだ。

 そうした中で、無派閥の石破茂氏の自民党総裁誕生である。

 議員内閣制の日本の政治制度では、国会で議員による多数決で首相が選出されるが、国会議員の多数を占める政党の長が、当然多数決で首相に指名されることになる。

 自由民主党は、国会で、圧倒的多数の国会議員数を占めていることから、
       自由民主党総裁=日本の首相

と云うことになる。

 石破茂氏が27日午後の中半の自民党内選挙で総裁に選ばれたから、次期首相は石破茂氏となった。

 2024年9月27日(金)の日経平均株価は、39,829円56銭で終わった。

 週明けの2024年9月30日(月)の東京株式市場の株価には、自民党新総裁に対る反応が株価に必ず反映される事から、株式はどう動くか見守っていた。

 日経平均は、37,919円55銭で終わった。先週末比▲1,901.0円安(▲4.80%)である。

 高値、安値の動きは下記である。

      始値     39,117.83円
            高値   39,126.36円
            安値   37,797.91円 
            終値   37,919.55円

 日本経済新聞ウエブは、ザラ場の状況を次のごとく伝える。

 「石破氏は投資家や企業への課税強化に対して前向きな姿勢を示していたことから、市場では経済政策への警戒感が強い。石破氏は日銀の独立性の尊重を明言しており、外為市場で日銀の追加利上げを意識した円買い・ドル売りが入りやすかったことも日本株相場の重荷だった。14時すぎに円相場が141円台に上昇する」
 (https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL300LF0Q4A930C2000000/)

 騰落銘柄数を見ると、
             プライム銘柄数  1642
             値上がり      130
             値下がり          1505
             変わらず             7
である。

 DI値を求めると、
                130−1505
            ───────×100 = ▲84                         
                  1642
である。

 株式は、石破茂自民党総裁誕生に対して甚だ冷い態度を示した。

 菅義偉氏が2020年9月14日に自民党総裁になった時、翌日の2020年9月15日の東京一部上場株式の日経平均は、23,454円89銭で終わり、前日比▲104.41円安(▲0.44%)であった。

 株価DI地は▲19であった。


  鑑定コラム2142)
「菅自民党総裁 株式は歓迎せず 日経株価▲104円安」

  鑑定コラム2794)「2024年衆議院総選挙 政権党の自民党・公明党は当選議員数過半数を割る」


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