2794) 2024年衆議院総選挙 政権党の自民党・公明党は当選議員数過半数を割る
2024年10月27日(日)に、第50回衆議院総選挙が行われた。
第50回衆議院総選挙は慌ただしく決定された。
2024年9月30日の自由民主党の総裁選挙で第78代総裁に選ばれた石破茂氏は、翌10月1日に招集された第214回国会で、内閣総理大臣に選出された。
石破首相は、10月9日の臨時閣議で衆議院解散を決定した。
首相就任後8日後の衆議院解散である。
総選挙は、10月15日公示、10月27日投開票日と決まった。
選挙ポスター掲示板、投票用紙の郵送が間に合うかどうかという慌ただしい第50回の衆議院総選挙である。
何故、そうまでして慌ただしく総選挙をしなければならなかったのかと云えば、自民党安倍派議員が派の政治パーティで集めた政治資金のキックバックの金を、本来は政治資金規制法によって収入として帳簿に記入しなければならないのに、帳簿記入しなかった。
つまり裏金として使用するという行為が続いていた。
こうした政治資金の不明瞭な金の使い方があからさまになって世間の激しい批判を受けた。
その批判を総選挙を早く行うことによって、国民の禊ぎを受けたと主張し、政治資金の使い方の追求に蓋をしょうと自民党が画策し決めたためである。
2024年10月27日(日)に行われた選挙の投票そして即日開票によって、27日の夜遅くには、開票結果が分かった。
政権与党の自民党は、選挙前では247人の議員を抱えていた。
465人が衆議院議員の定数であり、過半数は233人であり、自民党単独で過半数を得ていた。
それが、今回の選挙で獲得議員数は191人と大巾な減少となり、単独過半数で無くなった。
政権与党を組む公明党も議員を6人減らして24人となった。
政権与党の自民党と公明党を併せて215人であり、過半数の233人を割ってしまった。
政権与党215人、野党・無所属250人という衆議院議員の議員構成になってしまった。
野党・無所属議員が1つにまとまれば、政権獲得が出来る状態になってしまった。
議員の数では過半数を超えることから政権を取ることが出来るが、野党・無所属のそれぞれの党は反発し合っており、まとまることは無い。
それ故に、自民党を中心にして、自民党に近い考えの党の幾つかが政策合意をして、日本の政権を担当していくことになるであろう。
自民党の中でも、反石破の議員はいるであろうが、自民党を割って政権を争う事はしないであろう。
党を割って新しく政党を作ることは出来るが、今迄何人かの議員が行って来たが、分党行為は全部成功していない。
この事から、自民党議員は分党する事は間違いと分かっていることから、1つの党として生き続けると思われる。
それ故、暫くは石破首相の政権が続くものと思われる。
今回の選挙の議員数と選挙前の議員数を比較対比して、選挙結果を記すと下記一覧である。
今回 選挙前 自由民主党 191人 247人 公明党 24 32 立憲民主党 148 98 維新 38 44 共産党 8 10 国民民主党 28 7 れいわ新撰組 9 3 社会民主党 1 1 参政党 3 1 保守党 3 0 無所属 12 22 計 465 465
始値(9:00) 37,757円95銭 高値(14:04) 38,740円17銭 安値(9:00) 37,757円95銭 終値(15:00) 38,605円53銭 前日(先週末)終値 37,913円92銭 先週末終値比 691円61銭高
1484 ──── ×100 =+90.1 1647+90.1である。