2795) ドジャース2024年大リーグのワールドシリーズを制し優勝
2024年の大リーグのワールドシリーズは、ナショナルリーグの覇者ドジャースと、アメリカンリーグの覇者のヤンキースとの間で優勝を争った。
2024年11月31日午前9時(日本時間 、ニューヨークとの時差13時間)から、ドジャース3勝、ヤンキース1勝の第5戦が、ニューヨークのヤンキースのホームグランドで行われた。
ドジャースが勝てば、ドジャース優勝である。
ドジャースには、昨年のシーズン後、「10月にもヒリヒリする野球がしたい」と言って、エンゼルスからドジャースに移籍した大谷翔平がいる。
大谷は打順1番DHで出場した。
試合は、ドジャースの攻撃で始まった。
1番打者の大谷は、ヤンキース投手のコ−ルの初球に手をだしセンターフライで終わる。
「1番打者であろう。初球で振るのでなく、もっと球を見極めろょ。」と、テレビを観ながら、つい愚痴が出て来る。
ドジャースは初回0点に終わる。
1回の裏、ヤンキースの攻撃は激しく、不調のジャッジが先制の2ラン、続くチゾムJr.が右翼超えのソロホームランを打ち、一気に3点入れた。
球場の圧倒的多数を占めるヤンキースファンは、飛び上がり、抱き合い、大喜びである。
3連敗の鬱憤を一気に振り払う喜びを爆発させている。
ドジャース先発のフラーティの出来は良くなかった。
このヤンキースの1回の猛攻で、ワールドシリーズ第5戦はヤンキースが勝つであろうと思い、私はテレビ観戦を止め、この日、大学の講義があるために、横浜青葉台の大学に向かった。
府中の自宅から横浜青葉台の大学までは、およそ2時間近くかかる。
大学では不動産鑑定評価を大学3年生に教えている。今期で桐蔭横浜大学の客員教授の職を辞す。
31日の講義は、家賃の新規賃料の積算賃料について話した。
積算賃料とは、土地建物の原価性を反映する賃料であり、求める算式は、
基礎価格×期待利回り+必要諸経費=積算賃料
である。
基礎価格とは何かといえば、鑑定基準は、「基礎価格とは、積算賃料を求めるための基礎となる価格をいい、原価法及び取引事例比較法により求めるものとする。」と規程する。
基礎価格の説明に、「基礎」の用語を使用していて説明になるのかと私は思うが、積算賃料を求めるための基礎となる価格をいうと鑑定基準はいう。
分かったようで分からない説明である。
積算賃料は、鑑定基準の説明から価格を求める原価法とつながりがある。
鑑定基準は基礎価格は原価法と取引事例比較法より求めよというが、家賃の場合の土地建物一体となった複合不動産の取引事例比較法は、現在の日本の不動産鑑定評価の業界では行われていない。それ故行われているのは、原価法による積算価格のみである。
基礎価格は、事実上は原価法で求められる土地・建物の積算価格である。
それ故、積算賃料は、原価法と密接な繋がりがある。
それならば、基礎価格といわずに、「積算価格」 とすれば良かろうと思われる。
しかし、「積算価格」とせずに、わざわざ新しい用語概念である「基礎価格 」という専門用語を使うということは、積算価格を使用しては誤解を招く可能性があるとして、「基礎価格」という専門用語を作ったのであろうと私は理解する。
その1つの例として、「借地権付建物」の賃料を求める場合の基礎価格は、借地権付建物価格で良いのかと学生に語る。
講義は終わった。
1講義時間は105分、即ち1時間45分である。
1時間45分立ちっぱなしで、話するのはいささか疲れる。
私は、高校生の頃、アーネスト・ヘミングウエイの『武器よさらば』、『日はまた昇る』、『誰がために鐘は鳴る』と幾つかの作品を読んだ。そして『老人と海』も読んだ。
『老人と海』の主人公の漁師の老人は、大リーグファンであった。
少年とよく大リーグの話をしている状景が、小説に書かれている。
以下に、その1つの状景を転載する。
監督 デーブ・ロバーツ
1番 DH 大谷翔平 2番 右翼手 ベッツ 3番 一塁手 フリーマン 4番 左翼手 T・ヘルナンデス 5番 三塁手 マンシー 6番 中堅手 K・ヘルナンデス 7番 遊撃手 エドマン 8番 捕手 スミス 9番 二塁手 ラックス 投手 フラーティ