2009年1月22日ロサンゼルス発の共同通信は、日本の映画の『おくりびと』が、第81回アカデミー賞の外国語映画賞候補にノミネートされたと伝える。
『おくりびと』は滝田洋二郎が監督し、本木雅弘が主演する映画で、納棺師を描いた物語である。
本木雅弘の好演技が光り、私は2008年上映の映画で、日本映画界で主演男優賞を取るのでは無かろうかと思っていた映画である。
日本国内の映画賞で無く、映画のメッカのアメリカのアカデミー賞の候補作品にノミネートされるとは予想もしていなかった。
喜ばしい事だ。
山形の庄内映画村の関係者から、『おくりびと』が山形で映画のロケをしたことからか『おくりびと』の鑑賞を勧められ、その勧めもあり私は東京の映画館で『おくりびと』を見た。
本木雅弘の主演の映画を見るのは、『シコふんじゃつた』以来であった。
『おくりびと』が良い映画であることは、鑑定コラム481)「映画『おくりびと』」で述べたことから、ここでは述べない。
2月の下旬にアカデミー賞の発表があるという。
本木雅弘、広末涼子、山崎努がロールスロイスで会場のロサンゼルス・ハリウッドのコダック・シアターに乗り付け、アカデミー賞発表会場の同劇場に導く赤い絨毯ロード(レッドカーペット)の上をゆっくりと会場へと歩く。レッドカーペットの両側には、俳優の到着を待ちわびるプラチナチケットを手に入れた映画ファンや報道陣が陣取り、カメラを構えている。
アメリカの銀幕のスター達と共に、レッドカーペットを歩く本木雅弘、広末涼子、山崎努がインタビューを受け、フラッシュがたかれる姿の映像がテレビで見られる事が嬉しい。
賞が授与されることを願っている。
鑑定コラム481)「映画『おくりびと』」
鑑定コラム518)「『おくりびと』フィーバー・アカデミー賞受賞」