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707) APEC JAPAN 2010年の首脳会議を飾る絵

 2010年11月14日、東南アジア諸国に日本、中国、アメリカ等を加えたAPEC首脳会議が横浜で開かれた。「APEC JAPAN 2010年」である。

 アメリカのオバマ大統領、中国の胡錦濤主席も会議に出席した。

 各国の首脳と日本の首脳とが個別に会談する会議状況がテレビで映し出された。
 その映像を見て、私は驚いた。

 長いテーブルを挟んで、アメリカの首脳と日本の首脳が向き合って会議をしている。
 その長いテーブルの奥の壁に見事な一つの絵が掲げられていた。

 テレビ画面の中央に、その絵が映し出される構図である。

 その絵を見た瞬間、
 「千住博のウオーターフォールだ」
と心の中で私は叫んだ。

 こんなところで千住博の絵が見られるとは。
 私は軽い感激を味わった。

 APEC会議の終わりに共同宣言を発表する為に、各国首脳が一列に並んだ。

 その各国首脳が一列に並んだ後ろの壁には、巨大な滝のしぶきがしたたり落ちる千住博の絵が描かれていた。

 外務省は千住博の絵を買い上げていると相当以前聞いて知っていたが、今回その絵の数々を、APEC会議の状況を放映するテレビで見ることが出来た。

 外務省が所蔵する千住博の絵を、テレビであるとはいえ、思わぬ所で見ることが出来たことに感謝する。


 日米首脳記者会見のバックに千住博の絵が掲げられています。
 
     http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/2010/omotenashi/images/img_1_008.jpg


 鑑定コラム451)「MOA美術館と千住博のウオーターフォール」

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