○鑑定コラム
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日本政府観光局(JNTO)が発表した平成22年1月〜12月までの訪日外客数は、8,611,500人(速報値)である。
平成21年に比し26.8%の増加である。
平成21年 6,789,658人
平成22年 8,611,500人(速報値)
8,611,500人
─────── = 1.268
6,789,658人
この内、中国人客数は、1,413,100人(速報値)である。
対前年比では40.5%の増加である。
中国人客数は、韓国人の244万人についで2位の観光客数である。
全体に占める割合は16.4%である。
日本政府観光局(JNTO)が発表した中国人客の各月の客数と対前年同月比を、下記に記す。
観光客数(人) 対前年同月比(%)
1月 92,120 ▲16.5
2月 121,494 +92.9
3月 123,314 +22.2
4月 150,788 +41.2
5月 112,558 +86.0
6月 103,706 +183.4
7月 164,944 +142.8
8月 171,503 +57.3
9月 137,333 +39.1
10月 106,237 ▲1.9
11月 68,500 ▲15.9
12月 60,600 ▲3.1
計 1,413,100 +40.5
10月、11月、12月は、中国からの観光客数の対前年同月比が、マイナスとなっている。
6月+183.4%、7月+142.8%と対前年同月比が倍以上に増加しているのが、10月に入ってマイナスになるのである。
この極端な中国からの観光客数の減少は、尖閣諸島沖の中国船と日本の海上保安庁船の衝突事件による影響である。
菅内閣の菅首相、仙谷官房長官、前原国交相、岡田外相による同事件処理の外交上の不手際による影響である。
外交上の不手際、即ち政治能力の無さが経済にどれ程の影響を与えるのかがはっきりと示された。
利益は人が運んで来てくれるものである。
その利益を運んで来てくれる人を、来なくするような政を行ったのである。
クリーンという耳あたりの良い言葉を叫ぶのも結構、権力を振りかざすのも結構、無能な政治を行うのも結構、検察を使って仲間を売る政治も結構であるが、日本経済の足を引っ張り、日本経済の発展の邪魔をし阻害するクリーンという耳あたりの良い言葉を叫ぶ政、権力を振りかざす政、無能な政、検察を使って仲間を売る政は止めてくれと云いたい。
再度云う。利益は人が運んで来てくれるものである。経済あっての政である。為政者の不手際で中国人の訪日客数のマイナスが続き、そのことが日本経済にどれ程の損失を与えたのか。為政者は猛省し、二度と同じ間違いを繰り返すことをしてくれるな。
鑑定コラム730) 「帝国ホテルは本格的回復に近づいた(平成22年4月〜12月)」
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