ここ十数年あり得なかったことが、最近起こっている。
新築建売住宅の戸数が、新築分譲マンションの戸数を上回る現象が、ここ2年続いている。
分譲マンションの戸数は、常に建売住宅の戸数よりも圧倒的に多く、それが当り前と思っていた。
ところがそれが逆転してきたのである。
国土交通省の発表によれば、分譲マンションは、平成18年239,000戸をピークにして、平成21年は77,000戸、平成22年は91,000戸である。
一方、建売住宅は、平成18年が138,000戸、平成21年は91,000戸、平成22年は110,000戸である。
戸数の逆転は、平成21年に生じた。
分かり易く数字を比較して記す。* の印の処が逆転の年の処である。
分譲マンション 建売住宅 平成18年 239,000戸 138,000戸 平成19年 169,000戸 124,000戸 平成20年 183,000戸 116,000戸 平成21年 77,000戸 91,000戸* 平成22年 91,000戸 110,000戸*
分譲マンション 建売住宅 平成05年 135,000戸 119,000戸 平成06年 223,000戸 145,000戸 平成07年 207,000戸 140,000戸 平成08年 196,000戸 148,000戸 平成09年 209,000戸 140,000戸 平成10年 175,000戸 114,000戸 平成11年 185,000戸 115,000戸 平成12年 218,000戸 126,000戸 平成13年 215,000戸 121,000戸 平成14年 208,000戸 114,000戸 平成15年 200,000戸 124,000戸 平成16年 204,000戸 139,000戸 平成17年 229,000戸 138,000戸 平成18年 239,000戸 138,000戸 平成19年 169,000戸 124,000戸 平成20年 183,000戸 116,000戸 平成21年 77,000戸 91,000戸 平成22年 91,000戸 110,000戸