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東京都の平成25年度予算が決まった。
下記である。
(一般会計) 6.2640兆円
(特別会計) 5.8198兆円
合計 12.0838兆円
特別会計は、26特別会計の合計である。
一般会計6.2兆円のうち、固定資産税、都市計画税が1.3兆円を占める。
地方自治体の一つである東京の一般会計の金額が、6.2兆円であることに驚く人は多いであろう。
平成4年の時には、7.2兆円の一般会計予算であった。平成4年時と較べて、現在は1兆円の税収減の状態である。
この巨額の予算がどれ程巨額であるかは、それぞれの住んでいる地方自治体の予算規模と較べれば分かるであろう。
自分の住んでいる県の予算はいかほどなのか、知ることは悪いことではない。 良い機会であるから、ネットで調べてみて、知ることを勧める。
6.2兆円の一般会計の中で、東京都は、23区は都知事直轄行政であるため、23区の土地建物に課税される固定資産税・都市計画税が全て東京都の税収になり、その金額が1.3兆円である。
固定税・都計税だけで、1.3兆円の税収入があると聞いて、他の地方自治体の人々は東京をうらやましがるであろう。
それだけの税収入が、確実に毎年収入確保が約束されていれば、素晴らしい都市造りが出来ると多くの人は思うのでは無かろうか。
20階建程度のビルやマンションが一つ建てば、2000万円、3000万円或いは5000万円の税金が、今後毎年約束されるのである。
自分は何もしていないのにも係わらず、毎年2000万円等のお金が只で転がり込んでくるのである。為政者にとっては笑いが止まらないであろう。
例えば建設費に600億円のビル建物があったとする。
このビルからの税金は如何ほどになるのか。建物のみの場合を考える。
課税標準修正率は、仮に0.5とする。
この割合は私が勝手に決めたものであって、東京都の実際の金額修正では無いことを断っておく。
600億円×0.5=300億円
300億円×1.7%=5.1億円
600億円の建物が建つと、5億円の税金が東京都に毎年入ることになる。
実際には、土地の税金もあることから、それ以上の税収である。
笑いは止まらない。
銀座大通の両側のビルの連続は、あたかも札束がうずたかく積み重ねられた連続のごとしと見ることは、辛辣な比喩すぎか。
鑑定コラム1271)「都23区の固定資産税収入は1.022兆円」
鑑定コラム1261)「東京都財務局の土地価格データ」
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