○鑑定コラム
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昨日(2015年5月21日)の東証一部上場の日経平均株価の大引が、20,202円87銭を付けた。
年初来の高値である。
昨年末(2014年12月24日)の鑑定コラム1292)で、2015年の株価予想のコラム記事を書いた。
私の株価予想ではない。
金融、証券界の名だたるストラテジスト達の予想株価である。
その鑑定コラムの当該部分を転載すると、下記である。
「日経が紙面に載せる9社のストラテジストの2015年株価予想は、下記である。
左の数値が安値、右の数値が高値である。
野村 17,000円〜20,000円
大和 17,000円〜22,000円
みずほ 16,000円〜20,000円
SMBC日興 17,000円〜21,000円
三菱UFJモルガン・スタンレー 16,000円〜20,500円
BNPパリバ 17,000円〜18,000円
UBS 〜19,000円
ゴールドマン・サックス 〜20,500円
クレディ・スイス 〜19,500円
予想であるから、当たるか当たらないか分からない。」
現在20,200円の株価であるから、予想として残っているのは、大和、SMBC日興、三菱UFJモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスの4社の予想だけである。
2015年5月21日の20,202円87銭の東証一部上場の株式時価総額(政府保有分は除く)は、日本経済新聞は590兆7942億円と伝える。
東証株価が過去最高だったのは、平成バブルを形成した1989年(平成元年)12月29日の38,915円87銭である。
この時の東証一部上場の株式時価総額は、590兆9087億円であった。
昨日の終値は、1989年の大株価の時価総額に迫るものであった。
株価が形成する株式時価総額を名目国内総生産額で割ってみる。
割った数値がどういう意味をもつかという疑問、質問があろうかと思われるが、その時々のGDPと株価との関係を知ることも考えの巾を広げるために必要と私は思う。
年月 株価 時価総額 GDP
1989年12月29日 38,915.87円 590.9087兆円 410.1兆円
2015年05月21日 20,202.87円 590.7942兆円 497.6兆円
1989年12月29日の割合
590.9087兆円
──────── = 1.441
410.1兆円
2015年05月21日の割合
590.7942兆円
──────── = 1.187
497.6兆円
GDP497.6兆円であれば、株価38,915.87円を形成した時価総額になるには、
1.441÷1.187=1.214
時価総額は21.4%上がっても良いということになる。
時価総額が上がると云うことは、株価が上がるということである。
時価総額の上昇率と同じ率とすると、株価は、
20,202.87円×1.214=24,526円
2万4526円ということになる。
しかし、この単純な考え方は、危ない。危ない。
株価は、2万200円をピークにして、ドドーンと下落するかもしれない。
毎日上下を繰り返している株価である。株価の的確予想など、プロでも出来ないのであるから、私に出来るものでは無い。
****追記 2015年5月25日
上記記載の2015年5月21日のGDP497.6兆円は、2015年1−3月の名目国内総生産の金額である。但し速報値であるから、後日確定値として変更するかもしれない。
鑑定コラム1292)「来年(2015年)の株価は上昇という予想」
鑑定コラム1347)「その利益は配当でごっそり頂きますょ」
鑑定コラム1350)「10兆円の不動産業貸出は続く(27年3月)」
鑑定コラム1357)「銀行閉鎖」
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