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1361)帝国ホテルの客室稼働率は81.7%(平成27年3月)

 帝国ホテルの平成27年(2015年)3月期の決算の有価証券報告書によれば、同期の帝国ホテル本社の客室利用は、下記である。

            収容能力     339,815室
            収容実績     277,495室

 これより客室稼働率は、

         収容実績    277,495室
       ───────────── = 0.8166≒0.817                 
         収容能力   339,815室

81.7%と求められる。

 収容能力は年間の客室数であるから、これを年間の日数である365日で割ると、

               339,815室  ÷ 365 = 931

となる。

 帝国ホテル本社の客室は931室と求められる。

 帝国ホテルのホームページで、会社内容の本社の客室数を見ると、客室数は931室と明記されている。

 年間利用された客室数は、277,495室であるから、一日当りの利用客室数は、

                277,495室÷365日=760.3室

である。

 客室の稼働率は、

                  760.3室
                ─────  = 0.8166≒0.817                       
                   931室

0.817と求められる。

 即ち、帝国ホテル本社の客室稼働率は、いずれの方法からも81.7%と求められる。

 過去の帝国ホテル本社の客室稼働率は、下記である。

       平成21年3月期   71.7%
       平成22年3月期   71.8%
       平成23年3月期   75.8%
       平成24年3月期   66.8%
       平成25年3月期   76.9%
       平成26年3月期   82.9%
       平成27年3月期   81.7%

 平成27年3月期の客室稼働率は、前期よりも僅か下がっているが、80%を超えており、業況は良好と云えよう。

 平成24年3月期(平成23年4月〜平成24年3月)の客室稼働率が、66.8%と大きく下落しているが、その原因については、今更云う必要は無かろう。

 もし分からなかったら、下記記載の鑑定コラム864)を読んで原因を知られたい。


  鑑定コラム1360)
「帝国ホテル営業利益率7.2%(平成27年3月期)」

  鑑定コラム864)「2011年の東京の主要ホテルの客室稼働率」

  鑑定コラム1359)「ロイヤルパークホテルの客室稼働率」

  鑑定コラム1345)「平成26年各市町村の客室稼働率」


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