○鑑定コラム
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2016年4月末から5月初めの休日は、下記のごとくであった。
4月29日 昭和の日で休日
4月30日 土曜日で企業・会社・役所は休日
5月1日 日曜日で休み
5月2日 月曜日
5月3日 憲法記念日で休み
5月4日 みどりの日で休み
5月5日 子供の日で休み
5月2日の月曜日を会社に休暇届を出せば、4月29日〜5月6日迄8日間連休となる。2016年の大型連休の実現である。
その5月2日、大型連休の平日に大阪に行った。
大型連休を取っての遊びではない。仕事である。不動産鑑定の賃料評価の現地調査である。
大型連休であることから、新幹線ののぞみは込んでいるであろうと予測して、珍しく座席指定を取った。
東京駅午前7時00分発大阪行きのぞみで、座席指定は、16号車3列E席であった。
のぞみは定時に発車した。
16号車の1〜3列の座席には、私を含めて3人しかいない。
1列5席であるから、15席のうち3席が埋まっているだけである。
乗車率は、
3÷15=0.2
20%である。
新横浜から2人乗ってきたが、名古屋で2人下車した。
大阪まで乗っていたのは、15席のうち3席の3人だけであった。
座席4列以降の後の方は、振り向いて数えたわけでは無いから分からないが、前3列とほぼ同じ利用状況ではなかろうかと思う。
大型連休であるから、新幹線は混んでいると思っていたが、余りのすきように肩すかしを食らったような気がした。
新大阪駅で下車し、地下鉄御堂筋線に乗る。
大阪府不動産鑑定士協会で、鑑定評価関係の資料の閲覧するために、淀屋橋駅で降りる。
地上に出たら、そこは日本生命村と云いたいくらい、日本生命という会社関係のビルがいくつか建っていた。
そのビルの間を走る小路には、イヌエンジュの樹が並木を作っていた。イヌエンジュの若葉が、灰色のコンクリートの味気ないビルの空間に、さわやかな安らぎを作っていた。
この小路は、今橋通りという名前であった。
この小路を東に行くと開平小学校という学校があり、その南側に大阪府不動産鑑定士協会がある。
協会に行く間の今橋通りという小路沿に、2つの史蹟があった。
歩いていて見つけたものである。
一つは、緒方洪庵が天然痘の種痘治療を行った場所という史蹟である。
幾つかの医院が入っている緒方ビルという建物の玄関入り口脇に、その史蹟があった。
緒方洪庵は、ここで天然痘の種痘を行ったのかと一時その思いに浸った。
緒方洪庵の居宅及び福沢諭吉、大村益次郎、橋本左内などが学んだと云われる塾は、近くにあると聞いたが、今回はそこを訪れる時間は無く、いつの日か大阪に再び来た時に訪れて見ようと思う。
もう1つは、旧鴻池家本宅跡という史蹟である。
史蹟前に立ったとき、江戸時代の大阪の大富豪両替商の鴻池の本家が、ここにあったのかと史蹟と周囲を見回した。
鴻池は、明治になり両替商から第13国立銀行(鴻池銀行)という銀行業を開く。
その第13銀行は、第34銀行等と合併し、三和銀行になる。三和銀行のその後の歩みは語る必要は無かろう。
鴻池を冠する建設業の鴻池組、運輸業の鴻池運輸は、旧鴻池本家とは全く関係無い。
旧鴻池家本宅跡には、大阪美術倶楽部が入っている4階建のビルが建っていた。
今橋通り沿にある2つの史蹟を見て、大阪府不動産鑑定士協会の中に入る。
同協会を訪れたのは、資料の閲覧の他にもう1つ大きな目的があった。
それは、2016年1月1日時点の地価公示価格の商業地の地価上昇率日本一になった大阪の公示地の場所を教えてもらうことであった。
それについては、号を改めて記したい。
鑑定コラム805)「神戸の昼食」
鑑定コラム1058)「大阪府不動産鑑定士協会での講演」
鑑定コラム1490)「地価上昇率1位の土地の店前は中国観光客があふれている」
鑑定コラム1491)「心斎橋の店舗賃料の上昇が激しい」
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