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1695)東京23区住宅地価下落地域が増えつつある

 東京23区住宅地の地価下落の地域が増えてきた。

 野村不動産アーバンネットが、2017年10月1日時点の東京23区住宅地の土地価格を、2017年10月10日に発表した。

 3ヶ月前の地価から下落を示した地点は、下記である。価格は坪単価。

          文京区白山2丁目            275万円→265万円 ▲3.6%
          文京区本駒込6丁目         320万円→305万円 ▲4.7%
          世田谷区上野毛3丁目        235万円→230万円 ▲2.1%
          板橋区南常盤台2丁目        137万円→135万円  ▲1.5%
          豊島区目白4丁目            225万円→223万円 ▲0.9%

 上記5地点の住宅地の価格が下落している。そのうち文京区白山2丁目から板橋区南常盤台2丁目の4地点は、2四半期連続の下落である。文京区の2つの地点の下落は、年率換算では、15%〜19%の下落率である。

 野村不動産アーバンネットの調査発表で、東京23区住宅地が下落し始めたのは、2017年1月1日時点であり、都心住宅地及び城南地区の7地点の価格に下落が生じた。

 3ヶ月前の2016年10月には、都心住宅地、城南地区住宅地の価格には、下落地点はなかった。2017年1月1日時点に、突如下記の地点の価格が下落した。

     港区高輪4丁目
     港区三田2丁目
     港区芝浦2丁目
     港区白金台4丁目
        新宿区左門町

     品川区上大崎2丁目   世田谷区上野毛3丁目

 2017年4月1日時点で下落したのは、下記地点である。

     港区三田2丁目
     港区芝浦2丁目
          文京区千駄木2丁目
          文京区白山2丁目
          文京区本駒込6丁目

    目黒区上目黒3丁目 世田谷区用賀1丁目 世田谷区弦巻1丁目 渋谷区恵比寿3丁目 豊島区目白4丁目
板橋区南常盤台2丁目

 2017年7月1日時点で下落したのは、下記地点である。

          文京区白山2丁目
          文京区本駒込6丁目 
          大田区山王3丁目
          大田区大井7丁目
          世田谷区経堂3丁目

世田谷区赤堤2丁目 世田谷区弦巻1丁目

 2017年1月に7地点の下落で始まった東京23区住宅地の土地価格の下落が、2017年10月迄に重複を除いて20地点 となった。

 その20地点をまとめると、下記の地点である。

     港区高輪4丁目
     港区三田2丁目
     港区芝浦2丁目
     港区白金台4丁目
        新宿区左門町

     品川区上大崎2丁目   世田谷区上野毛3丁目 文京区千駄木2丁目 文京区白山2丁目 文京区本駒込6丁目
    目黒区上目黒3丁目 世田谷区用賀1丁目 世田谷区弦巻1丁目 渋谷区恵比寿3丁目 豊島区目白4丁目
大田区山王3丁目 大田区大井7丁目 世田谷区経堂3丁目 世田谷区赤堤2丁目      板橋区南常盤台2丁目

 野村不動産アーバンネットの地価調査地点は70地点である。

 70地点のうち20地点に地価下落が生じている。

 23区の住宅地の地価下落は、城南地区から始まり、じわりじわりと時計回りに広がりつつある。



****訂正 2017年10月12日

 「板橋区坂下3丁目」としていたが、「板橋区南常盤台2丁目」の町名間違いであったので、訂正します。地点数は21地点でなく20地点と訂正します。


  鑑定コラム1593)
「都心住宅地価格が下落し始めた」

  鑑定コラム1730)「田園調布3丁目と上野毛3丁目の地価下落 野村アーバン 30年1月」


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