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1730)田園調布3丁目と上野毛3丁目の地価下落 野村アーバン 30年1月

 株式会社野村不動産アーバンネットが、平成30年1月11日に、平成30年1月1日時点の東京23区内の住宅地の70地点の価格を発表した。

 その発表によれば、3ヶ月前と比較して住宅地価格が値下りした地点は、大田区田園調布3丁目と世田谷区上野毛3丁目の2地点のみである。

 その2地点の価格は、下記である。( )内は、3ヶ月前の29年10月1日時点の価格である。

        大田区田園調布3丁目     坪当り    350万円(355万円)
    世田谷区上野毛3丁目     坪当り    225万円(230万円)

 3ヶ月前の価格と較べて、変動した地点は、下記である。

    値上り     13地点
        値下り        2地点
        変動なし        55地点
          計            70地点

 土地価格DI値は、

                13-2
             ──── ×100 =+15.7                                
                 70

+15.7である。

 城南地区の今迄に地価下落した地点の地価は、下落したままで、小康状態であるが、東京城南地区の南端の、川を渡れば川崎市である多摩川に近い田園調布3丁目と上野毛3丁目の高級住宅地の地価が、下落し続けていると云うことは注意すべき現象である。

 「田園調布3丁目が下がって坪350万円? とすると△△△の坪350万円は高すぎるであろう。」

 「上野毛3丁目が下がって坪225万円? とすれば△△の坪220万円は高すぎるであろう。」

という土地価格の比較が始まり、それが地価下落現象となる。


  鑑定コラム1625)
「野村アーバン調査から東京住宅地価は下落に入った」

  鑑定コラム1695)「東京23区住宅地価下落地域が増えつつある」

  鑑定コラム1904)「東京住宅地価DI値2度目のマイナス 地価下落本格化か」


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