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大手不動産会社野村不動産の子会社である野村不動産アーバンネット株式会社調査による『「住宅地地価」価格動向』の2017年4月1日時点の価格が、2017年4月6日に同社から発表された。
東京23区住宅地70地点の2017年4月1日時点の発表価格を、3ヶ月前の2017年1月1日時点の価格と比較すると、価格変動していた地点は、下記である。
価格上昇地点数 7地点
価格変動無い地点数 52地点
価格下落地点数 11地点
計 70地点
上記地点数より、東京23区住宅地の価格DI値を求めると、下記である。
7-11
─── ×100 = ▲5.7
70
マイナス5.7のDI値になった。
マイナスのDI値は、価格上昇傾向にある時は、価格がピーク或いは下落に転じていることを示す。
東京23区住宅地の価格は、野村不動産アーバンネットの調査結果から分析すると、ピークから下落に入ったようである。
過去の価格増減の状態とDI値を求めて見ると、下記である。
上昇地点 下落地点 変動なし DI値
平成28年7月1日 15 0 55 +21.4
平成28年10月1日 23 5 42 +25.7
平成29年1月1日 13 8 49 + 7.1
平成29年4月1日 7 11 52 ▲5.7
土地価格の下落地点数が、上昇地点数よりも多く増えていることから、東京23区住宅地の価格は下落傾向に入った。
鑑定コラム1593)「都心住宅地価格が下落し始めた」
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