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1921)喫茶店の客単価 2008〜2018年の10年間で15%アップ

 外食産業の団体である一般社団法人日本フードサービス協会(東京港区浜松町 会長株式会社人形町今半社長 高岡真一郎氏)が、会員の売上高等のデータを毎年発表している。

 2018年1年間の対前年比の客単価のデータは、下記である。

   ファーストフード     101.5%
   ファミリーレストラン   101.9%
   パブレストラン/居酒屋   99.6%
   ディナーレストラン    100.7%
   喫茶           101.8%
   その他          104.3%
   全体           101.5%

 外食産業界の客単価は、2018年1年間は、1.5%の増である。

 パブ/居酒屋のみ▲0.4%の減であるが、他の業界の客単価は僅かであるが上がっている。

 2008年の客単価を100として、一般社団法人日本フードサービス協会が発表する対前年比の客単価比を見れば、下記である。10年間の変動率の計算は田原による。


(客単価)          
ファーストフード ファミリーレストラン パブ/居酒屋 デイナーレストラン 喫茶
2008 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
2009 99.9 97.6 99.0 98.5 101.2
2010 98.4 98.1 98.5 100.7 99.0
2011 99.8 99.6 100.2 101.3 100.3
2012 98.1 101.5 100.0 100.1 100.9
2013 100.2 101.6 98.7 100.7 101.5
2014 102.2 102.9 98.7 102.5 103.1
2015 103.2 102.9 99.2 103.2 102.6
2016 103.6 100.5 98.3 99.9 101.5
2017 101.4 101.6 99.3 100.0 101.9
2018 101.5 101.9 99.6 100.7 101.8
10年間変動率 108.4 108.3 91.8 107.8 114.6


 2008年の客単価高を100として、10年後の2018年の客単価は、

   ファーストフード     108.4
   ファミリーレストラン   108.3
   パブレストラン/居酒屋   91.8
   ディナーレストラン    107.8
   喫茶           114.6

 パブ/居酒屋は、10年間で客単価は▲8%下がっている。

 一方、ディナーレストラン、ファーストフード、ファミリーレストランは、10年間で客単価は8%アップしている。

 喫茶店は、8%どころか倍近い15%の客単価アップをしている。

 コーヒー以外の副食品の売り上げが寄与しているのであろうか。


  鑑定コラム1912)
「パブ/居酒屋の売上高減が激しい 2008〜2018年の10年間」

  鑑定コラム1913)「パブ・居酒屋の店舗数 10年間で▲21%減」

  鑑定コラム1922)「パブ・居酒屋の利用者数 10年間で11%アップ」


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