2053)日経株価2万円割れ、1ドル=102円の円高 2020年3月9日(月)
2020年3月の第2週の月曜日である3月9日の東京上場株式の株価は大荒れとなった。
日経平均株価終値は、19,698.76円と2万円を割って終わった。前週末比▲1,050.90円安である。平均株価2万円割れは、2019年1月4日(19,561円)以来の1年2ヶ月振りという。
その原因について、日本経済新聞のウエブは、「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で景気や企業業績の減速懸念が一段と高まるなか、原油安と円高の急速な進行がリスク回避目的の売りに拍車をかけた。」と総括する。
原油は、ニューヨーク原油が、1バレル31.89ドル(▲9.39ドル)と急落した。
このことについては、日経ウエブは、下記のごとく伝える。
「石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国による協調減産強化に向けた交渉が決裂したうえ、サウジアラビアが4月に増産を検討しているとの報道を受け、米原油先物相場が時間外取引で急落し」たと報じる。
時間外取引で急落した金額が、上記の▲9.39ドルである。41.28ドルから31.89ドルになったのである。下落率は▲22.7%である。著しく大幅な下落率である。
為替は、1ドル102.27円となった。▲3.30円の円高である。110円前後が円/ドルの為替相場位置と思われるが、102円となると日本経済への影響が心配になる。100円を割ったら大変である。
新型コロナウイルスの感染症が、世界経済に激しく悪影響を与えつつある。
鑑定コラム2049)「NYダウ過去最大の下落 ▲1190.95ドル 2020年2月27日」
鑑定コラム2031)「武漢発の新型肺炎の感染拡大懸念で、東証株価▲483円安」
鑑定コラム2054)「世界同時株価大暴落 NYサーキットブレーカー発動 2020年3月9日」
▲