小池都知事の2期目の都知事選挙(2020年7月5日開票)が、小池知事の圧勝で終わるや否や、東京の新型コロナウイルスが増えだした。
昨日の2020年7月9日は、今迄の最高の感染者であった4月7日の206人を抜いて224人の感染者が出た。
小池都知事は、4月7日の時は検査数が今回より遙かに少なく、今回は2000人と検査数が増えているから、感染者の人数が増えるのは当然であると発言した。
検査数が増えたから感染者数が増えるという発言は、より多く検査すれば感染者はより増え、感染者は市中に無数にいて徘徊しているということになる。
224人どころでなくもっと多くの感染者がいるということになる。それを見つけ出して隔離しなければ、いつまで経っても新型コロナウイルス感染は無くならない。
案の定、発言の舌の根も乾かぬうちに、翌日の2020年7月10日の今日は、感染者243人出現した。
新宿歌舞伎町のホストクラブ、キャバクラの従業員を集中的に検査したら、続々と感染者が現れてきた様である。
さすがに感染者最高を連日に更新する事態に成り、都知事、国の担当者の西村康稔大臣も慌てている。
さしたる感染撲滅の対策をしておらず、3密を避けて、外出の自粛自粛の要請を2ヶ月以上していたところ、あら不思議と云うがごとく、感染者が少なくなってきた。
コロナ感染撲滅は成功したと為政者は喜んでいたところであったが、その政策は見事に失敗と云うことになった。
何の為に2ヶ月以上の自粛自粛行動をしていたのか分からなくなった。
自粛自粛という対策のみで、その間殆ど撲滅の対策をやっていなかった。
地域全部をPCR検査して、隠れ陽性者をあぶり出すことをする訳でもない。
希望者全員のPCR検査をして、陽性者を体育館を野戦病院にした臨時の病院に隔離するという方策をした訳でもない。
企業は社員全員のPCR検査をした訳でもない。
電車、地下鉄に乗るのに手の消毒を改札口で強制している訳でもない。
自粛が解かれて、町に隠れ感染者が徘徊すれば、あっと云う間に感染は広がる。まさにそれが、この4,5日の状況である。
都民全員のPCR検査をして、隠れ感染陽性者をあぶり出さなければ、駄目だ。
産業生産流通も自粛の限界があろう。売上高の減少を座して待っているだけで良いのか。
企業経営者は何故黙っているのか。何故PCR検査の行動を自ら起こさないのか。
感染の心配の無い東京という町で活動し生活を送りたい。
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