2020年7月23日に、東京都の新型コロナウイルスの感染者が366人を記録した。
7月17日に293人と今迄の最高感染者数をつけて、もうこれが最高人数で感染者数の増加はないであろうと期待していたが、300人を悠に超えて366人となった。
その間、「GO TO トラベル」で東京外しが行われ、何を東京都はやっているのかと思っていたら、300人越えの感染者増である。
東京都の今迄の新型コロナウイルス対策は間違っていたと云える。
小池知事が何を云おうが、云うことを信用することは出来ない。
云う前に、するべきことをせよと云いたくなる。
自粛自粛、マスク、手洗い、うがい、三密で新型コロナウイルス感染は撲滅出来ない。
隠れ陽性者を洗い出さない限り、新型コロナウイルス感染を撲滅出来ない。
新型コロナウイルスと共生などと甘い言葉に乗って行動・生活していたら、感染するだけである。
「結核菌と共生しましょう」と過去云ったことがあるのか。
東京都民全員のPCR検査をし、陽性者を見つけ出し、隔離しなければ、新型コロナウイルス感染を駆逐することは出来ない。
東京都は、都民全員のPCR検査を行え。
都民全員のPCR検査をしても無駄だと反対の意見を述べる人がいる。その意見に同調する人も多く、今迄に行われてこなかった。
その理由は、PCR検査の信頼性は弱い、検査結果は100%信頼出来ない。陽性者が増えたら、病院がパンクする。2週間経てば感染者の8割は自然治癒するものであるから全員にPCR検査をする必要はない。
重症患者のみを治療すれば良い。軽症者まで病院に入院させていたら、重症患者治療が出来なくなる等の意見である。
医師からの、「病院がパンクする。軽症者の入院によって他の病の重症患者の治療が出来なくなり、医療崩壊が生じる」という意見が、全員PCR検査に反対する意見の大きな理由の根拠になっている。
その言葉を多くの人々はその通りだと受け入れて、全員のPCR検査をする必要がないという方向性を容認している。
医療崩壊の言葉に恐れ、では飲食店、ホテル・旅館、居酒屋の業種は崩壊しても良いと云うのか。
最もらしい主張の裏に、銭金の損得が隠されているということが分からないのか。
医は仁なりという諺の一方、医は金なりという裏諺もある。
東京には新型コロナウイルス感染重症者用の治療ベットとして、700床確保(予定も含む)されている。
日本経済新聞の2020年5月25日のウエブニュースによれば、日本医師会の強行な申込により、新型コロナウイルス感染の重症患者の治療費を今迄の3倍にする事になったと報じる。
今迄は一人一日当り治療費は8万〜14万円であったが、今後は24万〜42万円にするという。
700床満床で2年間使用して新型コロナウイルス患者利用したとする。
その間の金額は、
42万円×700床×365日×2年=2146億2000万円である。
1.5万円×13,999,568人=2099億9352万円である。
2020 年4 月2 日
一般社団法人日本感染症学会 理事長 舘田 一博
一般社団法人日本環境感染学会 理事長 吉田 正樹」