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2114)銀座の地価が値下がり始めた 野村アーバン 令和2年7月

 2020年7月9日に野村不動産アーバンネットが、2020年7月1日時点の東京23区の住宅地の定点観測79地点の価格と同時に、東京主要商業地の地価を発表した。

 銀座の地価が下落した。
 
 所在地等の条件は、

 「銀座4丁目 銀座駅  面積800u 容積率800%」

である。

 発表の地価は、下記である。

     2020年4月   坪当り 9940万円
     2020年7月   坪当り 9500万円

 2020年4月1日時より2020年7月1日時は、

               9940万円→9500万円

坪当り440万円の下落である。下落率▲4.4%である。

 3ヶ月で4.4%であるから、年率に換算すれば、

   
      4.4%×4=17.6%≒18%
である。

 同地点の価格の推移を見れば、次のとおりである。

     2018年1月   坪当り 9580万円
          2018年4月   坪当り 9630万円
          2018年7月   坪当り 9700万円
          2018年10月   坪当り 9750万円
          2019年1月   坪当り 9770万円
     2019年4月   坪当り 9780万円
     2019年7月   坪当り 9800万円
     2019年10月   坪当り 9830万円
          2020年1月   坪当り 9940万円
     2020年4月   坪当り 9940万円
     2020年7月   坪当り 9500万円

 価格推移をグラフに示せば、下記グラフである。



野村アーバン銀座4丁目



 青山、渋谷、新宿の商業地の価格は、価格変動していない。銀座のみ下落した。その下落も一気に坪当り▲440万円という大巾な下落である。

 この銀座地価下落▲4.4%は、2020年9月頃に発表される7月1日時点の東京都基準地価格、そして来年1月1日時点の地価公示価格にも大きく影響を与えるであろう。


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