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国土交通省が、2021年6月4日に『地価LOOKレポート 令和3年第1四半期(令和3年1月1日〜3月31日)』を発表した。
東京圏の主要都市の高度利用地の地価動向は下記である。
上昇 10
横ばい 23
下落 10
東京圏令和3年第1四半期の地価DI値は、
10-10
──── ×100=0
43
0である。
過去の地価DI値を記すと、下記である。
令和元年第1〜第4四半期 DI値 95
令和2年第1四半期 DI値 58
令和2年第2四半期 DI値 -12
令和2年第3四半期 DI値 -21
令和2年第4四半期 DI値 -12
令和3年第1四半期 DI値 0
上記データをグラフにしたのが、下図である。
東京都内の設定地は27地点である。上昇地点は番町、南青山、二子玉川、吉祥寺の4地点である。4地点は前回の調査では横ばいであり、今回の令和3年3月では、0〜3%の地価上昇となった。
私の事務所のある番町が上昇4地点の一つに入っていることから、どうして上昇の判断になったのか、地価LOOKを調査した「不動産鑑定士のコメント」を見てみた。
今回の地価LOOKの番町地点の地価を調査した不動産鑑定士の「不動産鑑定士のコメント」には次のごとく記述されていた。抜粋し転載する。
「賃貸マンションの供給が少ない一方で需要は旺盛であることから空室率は低く」、「当地区のマンション開発素地の供給は限定的であり、デベロッパーによる需要は依然として強く競合することから、当期の地価動向はやや上昇で推移した。」
と記述する。
そして新型コロナウイルスの影響については、次のごとく述べる。
「新型コロナウイルス感染症の影響により停滞していた不動産取引は回復し、当地区の堅調なマンション市況や周辺で見込まれる開発への期待感を背景に、デベロッパーによるマンション開発素地の需要は依然として強く」
と記述する。
番町という地域は、デベロッパーによるマンション開発需要が強い地域であるため、武漢発の新型コロナウイルス感染症の影響の低滞を脱して、地価は上昇しているようである。
私の事務所は一番町にあるが、最近までの番町地区(番町は一番町から六番町まである)の不動産鑑定は、土地価格の鑑定1件、マンションの鑑定1件そして地代の鑑定1件しかしたことは無いことから、現在の番町の地価がどういう状態にあるかと云うことには余り詳しく無い。燈台もと暗しということか。
鑑定コラム2194)「地価LOOK 東京圏令和2年10月地価DI値は▲21」
鑑定コラム2220)「2021年2月26日 地価LOOK 東京圏令和2年12月地価DI値は▲12」
鑑定コラム2265)「平成19年第4四半期からの「地価LOOKレポート」DI値」
鑑定コラム2331)「地価LOOK 東京圏令和3年10月地価DI値は12」
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