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国土交通省が、2021年2月24日に『地価LOOKレポート〜令和2年第4四半期』を発表した。
東京圏の主要都市の高度利用地の地価動向は下記である。
上昇 6
横ばい 26
下落 11
東京圏令和2年第4四半期の地価DI値は、
6-11
──── ×100=▲12
43
−12である。
過去の地価DI値を記すと、下記である。
令和元年第1〜第4四半期 DI値 95
令和2年第1四半期 DI値 58
令和2年第2四半期 DI値 -12
令和2年第3四半期 DI値 -21
令和2年第4四半期 DI値 -12
上記データをグラフにしたのが、下図である。
東京都心の高度利用地である新宿3丁目と、銀座中央の地価動向は、下記である。
新宿3丁目 銀座中央
令和2年1月〜3月 0〜3%上昇 横ばい
令和2年4月〜6月 0〜3%下落 0〜3%下落
令和2年7月〜9月 0〜3%下落 0〜3%下落
令和2年10月〜12月 0〜3%下落 0〜3%下落
令和2年1月〜12月 6%下落(最大) 9%下落(最大)
令和2年1月〜12月までに、新宿3丁目の高度利用地は最大6%の下落、銀座中央は最大9%下落したと予測される。
地価LOOKの銀座中央を調査した不動産鑑定士のコメントが、同地価LOOKの「不動産鑑定士のコメント」欄に下記のごとく掲載されている。
土地価格は、「大巾に値崩れする状況にはないものの、店舗賃貸市場の悪化懸念が一段と強まっていることから店舗賃料は下落傾向が続いており、当期の地価動向はやや下落で推移した。」
銀座の店舗賃料が下落している事は、鑑定コラム2218)「銀座の店舗賃料 2021年1月坪当り27,515円(1階は除く)」で記した。
地価LOOK調査の担当不動産鑑定士も、銀座の土地は店舗賃料と強い関係があると判断している。
つまり、銀座の賃料と土地価格は景気に敏感に反応し、連動しているということである。
賃料が下がっているのに地価は上がらないということである。
2021年3月20日頃に発表される地価公示価格で、日本一の地価の銀座4丁目の山野楽器店の土地(東京中央5-22)の発表価格はどういう価格が発表されるであろうか。
****訂正 2021年6月4日 データ値の入力見間違いがあり、修正を行いました。
鑑定コラム2218)「銀座の店舗賃料 2021年1月坪当り27,515円(1階は除く)」
鑑定コラム2194)「地価LOOK 東京圏令和2年10月地価DI値は▲21」
鑑定コラム2221)「地価LOOK東京圏調査の43地点」
鑑定コラム2262)「地価LOOK 東京圏令和3年3月地価DI値は0」
鑑定コラム2331)「地価LOOK 東京圏令和3年10月地価DI値は12」
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