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2194)地価LOOK 東京圏令和2年10月地価DI値は▲21

 国土交通省が四半期ごとに発表している『主要都市の高度利用地地価動向報告〜地価LOOKレポート〜』の東京圏令和元年第1四半期〜令和2年第3四半期の地価DI値を求めてみた。

 東京圏の主要都市の高度利用地の地価動向である。上昇、横ばい、下落の3つの要因で43地点の動向を記すと、下記である。


東京圏 高度利用土地地価動向       43地点
           
四半期 上昇 横ばい 下落 総数 DI値
令和元年第1 41 2 0 43 95
令和元年第2 41 2 0 43 95
令和元年第3 41 2 0 43 95
令和元年第4 41 2 0 43 95
令和2年第1 26 16 1 43 58
令和2年第2 0 38 5 43 ▲12
令和2年第3 0 34 9 43 ▲21


 東京圏の土地価格は、令和2年第1四半期(令和2年1月〜3月)までは地価上昇していた。地価下落地点は1地点のみであった。

 令和2年第2四半期(令和2年4月〜6月)になると、上昇地点はゼロとなり、下落地点は5地点となる。

 令和2年第3四半期(令和2年7月〜9月)になると、上昇地点はゼロとなり、下落地点は9地点となる。

 地価DI値は、令和元年第1四半期〜令和元年第4四半期までは、

                   41-0
               ─────× 100 =  95                             
                    43
95である。

 同様に地価DI値を求めると、下記である。

     令和元年第1〜第4四半期     DI値  95
          令和2年第1四半期        DI値    58
          令和2年第2四半期        DI値   -12
          令和2年第3四半期        DI値   -21
 東京圏の高度土地利用地にあっては。新型コロナウイルスの土地価格の影響が、令和2年第2四半期から下落として現れてきた。

 但し、地価下落は全面的にコロナの影響によるものとは云えない。地価が上がり過ぎて、その警戒感という要因による上昇ゼロそして下落も否定出来ない。

 上記データをグラフにしたのが、下図である。




東京圏DI値




 東京都心の高度利用地である新宿3丁目と、銀座中央の地価動向は、下記である。

                         新宿3丁目              銀座中央

  令和2年1月〜3月    0〜3%上昇 横ばい   令和2年4月〜6月    0〜3%下落 0〜3%下落   令和2年7月〜9月    0〜3%下落 0〜3%下落
令和2年1月〜9月 3%下落(最大) 6%下落(最大)

 令和2年1月〜9月までに、新宿3丁目の高度利用地地価は最大3%の下落、銀座中央は最大6%下落したと予測される。


  鑑定コラム2220)「地価LOOK 東京圏令和2年12月地価DI値は▲12」

  鑑定コラム2262)「地価LOOK 東京圏令和3年3月地価DI値は0」

  鑑定コラム2331)「地価LOOK 東京圏令和3年10月地価DI値は12」


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