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2409) 新著『[考論]不動産鑑定評価』P240の符号の印刷間違いを謝る

 2021年9月30日に著書『[考論]不動産鑑定評価』を発行した。

 そのP240に計算符号の間違いがあった。その間違いを訂正し謝る。

 考論15章の「回帰分析」の章において、データの分布状況から、

              Y=a+bX
の線形代数の関係があると判断し、その二元一次方程式の求め方を説明する個所に余分な−(マスナス)と記述してしまったという間違いである。

 Y=a+bXのa、bの係数値を求めるには、正規方程式より求める。
 
 正規方程式は、
           na+bΣX=ΣY
           aΣX+bΣXの2乗=ΣXY
である。

 データよりΣXY等の数値は
                     5a+27b=29  …… @式  
                   27a+179b=127 …… A式 

の二元一次方程式となる。この二元一次方程式のa、bの係数を逆行列で求める。

 逆行列は、




著書逆行列




であるが、上記逆行列2段目の右側の[ ]の上の行を
                179×−29−27×127
と表示してしまった。29の前の−(マイナス)は必要無い。
        179×29−27×127
の計算でなければならない。29の表示を(-29)にする間違いをしたということである。

 間違いを謝る。

 求められた
      a=10.614≒10.6
      b=-0.892≒−0.89
は間違い無く、求められた
     Y=10.6−0.89X
の二元一次方程式は間違い無い。


  鑑定コラム2296)「著書『「考論」不動産鑑定評価』を発行」

  鑑定コラム2661)「著書『考論 不動産鑑定評価』P311の算式のプリントミスのお詫び」


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