検索
鑑定コラム
○鑑定コラム
フレーム表示されていない場合はこちらへ
トップページ
田原都市鑑定の最新の鑑定コラムへはトップページへ
前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ
2023年2月22日に、211回国会衆議院予算委員会で、れいわ新選組の大石あきこ委員が、大阪夢州に築造計画(未認可の状態)の大阪カジノ(大阪IR)を取り上げて、委員会で質問した。
その質疑議事録が2023年3月31日に、衆議院のホームページに公開された。
大石あきこ議員は、少子化政策、大阪夢州のカジノ建設国家承認、防衛費の3つについて、政府に質疑した。
少子化政策、防衛費についての質疑議事録は省略するとして、大阪夢州について、大石あきこ委員が衆議院予算委員会で質疑した内容を文章化した国会議事録が公開されたことから、その部分を以下に転載する。
****
○根本委員長 これにて福島君の質疑は終了いたしました。
次に、大石あきこ君。
○大石委員 れいわ新選組、大石あきこです。
・・・・・・(省略)・・・・・
次に行きます。
維新府政が進める大阪のカジノも、岸田総理、絶対に承認してはなりません。
パネル三を御覧ください。
夢洲の大阪カジノ誘致をめぐって問題が多発しています。四つにまとめました。
不動産鑑定の違法性の疑いが出ています。収支計画の根幹が揺らいでいます。
一月には住民が監査請求、二月には大阪市の議会で問題が指摘されています。
これは、IRを含まない鑑定というものに瑕疵があったんだという指摘です。
二つ目。大阪府の土壌対策の方針がいまだに決まらない中で、国に承認をただ迫るという異常な状態です。
去年七月には市民が提訴、市側は、三月末まで意見表明できないと内容を隠匿しております。
大阪府は、土壌対策会議を昨年十二月に開いたんですけれども、対策は引き続き検討ということで、すなわち、対策は未定と。ちなみに、議事概要は公開されておりません。
三つ目。大阪カジノ承認の必須項目、住民合意は全くありません。
住民による住民投票請求、監査請求、訴訟がやまない状況。見るに見かねてか、自民党の府議団が住民投票条例案を提出するという二月議会の動きになっています。
四つ目。世界のカジノはオンラインに移行しており、過大な来場見込み、年間一千六百万人はあり得ない。
これは元々あり得ないんですが、夢洲の隣にあります人気施設USJ、これは年間一千万人を超すのも非常に苦労されています。
なので、元々あり得ない見込み。
そしてインテックス大阪、これは夢洲のまた隣にある、MICEみたいなものなんですけれども、このインテックス大阪の三分の一のMICEしかない。
国際競争力はないどころか、隣のインテックス大阪との競争力すらない。(発言する者あり)具体的事実ですよ。あり得ない。このような惨状。
岸田総理、承認は余りにもあり得ませんとお伝えして、時間がないので、次に行きます。
・・・・・(省略)・・・・・
(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001821120230222013.htm)
(アドレスをドラッグコピーして、自分宛のメールにアドレスをコピー貼り付けして、自分宛にメールを送信して、自分宛に来たメールの中の青字等カラー文字のアドレスをクリックすれば、繋がります。或いは、211回国会衆議院予算委員会議事録のホームページで検索して下さい。)
****
大阪夢洲にIR(大阪カジノ)の建設を認めるか否か、その許認可権は国土交通省が握っており、申請がなされているが、未だ審議中であって認可されていない状況にある。
鑑定コラム2556)「大阪夢州の不動産鑑定に違法性有り 衆議院予算委員会に質疑される」で記したが、2023年1月30日に大阪毎日放送(MBS)の『よんチャンTV』午後5時半からの「スクープ続編 IR用地をめぐる疑惑」に、専門家コメントゲストとして出演し、夢洲地代について4つの不動産鑑定業者が作成した不動産鑑定書の杜撰さの内容から、4つの不動産鑑定は全て不適正であり、3不動産鑑定書の土地価格、期待利回り、地代が一致することは100%有り得ませんと生放送で発言したことが、「50年戦士の鑑定士さん」と名付けた大石あきこ委員によって、国会の衆議院予算委員会に取り上げられるとは、全く予想もしていなく、思ってもいなかった。
国会の予算委員会に取り上げられると云うことは、その質疑内容が国会議事録として永久に保存されて残り、それは、後日の歴史研究の第1級の証拠品になり得るものである。
歴史研究の第1級の証拠品を作る原因を私は作ったということになるか。
鑑定コラム2556)「大阪夢州の不動産鑑定に違法性有り 衆議院予算委員会に質疑される」
鑑定コラム2543)「夢洲地代関係で大阪毎日放送(MBS)に出演 2023年1月30日」
鑑定コラム2618)「鵜野和夫先生の訃報、お別れ会への記事アクセスが上位に 令和5年7月1日アクセス統計」
鑑定コラム2768)「1年前の令和5年7月1日の鑑定コラムアクセス統計との比較」
▲
フレーム表示されていない場合はこちらへ
トップページ
前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ