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2642) 東京新宿の放射線量は0.0356マイクロシーベルトになっている 2023年9月

 2011年3月15日に東京電力の福島第一原子力発電所は爆発した。

 その爆発による放射線量の空中拡散放射線量は、広島投下原爆の29.6個分に相当すると、貴重な、かつ重要な数値を東京大学の児玉龍彦教授は、国会で発表した。その時、東京新宿の放射線量は0.809マイクロシーベルトであった。

 2023年の現在は、東京電力の福島第一原子力発電所の爆発した2011年から12年経っている。現在はどれ程の放射線量なのか調べて見た。

 東京都安全健康研究センターは、現在も都内の放射線量を毎日調査している。
 この行為を知って、改めて調査研究者の行為に頭が下がる。

 1年前の2022年9月13日(火)3:01〜4:00の新宿の測定値は、0.0358であった。単位はマイクロシーベルトである。マイクログレイに同じである。

 1年後の2023年9月10日(日)10:01〜11:00の新宿の放射線量は、0.0356である。
 新宿他の都内の測定値は、下記である。( )内は、鑑定コラム2451)からの転載の2022年9月13日の数値である。

        新宿   0.0356 (0.0358)    
                足立   0.0310  (0.0289)
                江戸川  0.0386  (0.0402)
        江東   0.0367 (0.0367) 
        大田   0.0325  (0.0339)    
        調布   0.0274  (0.0270)
        小平   0.0291  (0.0291)
        八王子  0.0336  (0.0361)

 足立を除き、都内各地の放射線量は少し減少か同線量である。

 福島原子炉崩壊から12年経って、東京の放射線量は健康に影響の無い水準である0.03マイクロシーベルト台になっている。

 下記に2011年3月15日前後を挟んで、毎年3月15日の新宿の放射線量がどれ程か記す。
                               最大         平均
     2011年3月13日    0.0383    0.0341
     2011年3月14日    0.0377    0.0341
     2011年3月15日    0.809     0.109
          2012年3月15日        0.0565        0.0502
          2013年3月15日        0.0507        0.0449
          2014年3月15日        0.0370        0.0338
          2015年3月15日        0.0359        0.0328
          2016年3月15日        0.0416        0.0320
          2017年3月15日        0.0458        0.0368
          2018年3月15日        0.0432        0.0372
          2019年3月15日        0.0417        0.0369
          2020年3月15日        0.0419        0.0365
          2021年3月15日        0.0403        0.0359
          2022年3月15日        0.0421        0.0367
          2023年3月15日        0.0408        0.0359

 福島原発崩壊から3年後に、東京新宿の放射線量の平均は0.03マイクロシーベルト台に低減している。安全数値になる迄に3年の時間が必要であった。

 2023年1月1日から2023年9月の東京新宿の観測地のデータの最高放射量1位、2位は、下記である。
            1位    2023年1月16日   0.0743
            2位    2023年5月31日   0.0694

 前後の日の放射線量を見ると、下記である。

 (1位 2023年1月16日)

     2023年1月14日   0.0441      2023年1月15日   0.0606      2023年1月16日   0.0743      2023年1月17日   0.0421
 (2位 2023年5月31日)

     2023年5月28日   0.0456      2023年5月29日   0.0566      2023年5月30日   0.0439      2023年5月31日   0.0694      2023年6月01日   0.0407      2023年6月02日   0.0510      2023年6月03日   0.0558      2023年6月04日   0.0405

 0.04マイクロシーベルト台が普通状態であるのに、0.0743マイクロシーベルトが2023年1月16日に出現している。0.0694マイクロシーベルトが2023年5月31日に出現している。2023年1月16日、5月31日に何があったのか。

 太平にあぐらをかいてのんびりしていると、とんでもないことが生じているかもしれない。とんでも無いことが生じているかどうかは、調べて見ないと分からない。

 新聞記者ょ、東京都安全健康研究センターに足を運んで、原因を調べ報道する新聞記者はいないのか。



  鑑定コラム2314)
 「東京新宿の放射線量は0.03マイクロシーベルト台になっている 2021年10月」

  鑑定コラム2451)「東京新宿の放射線量は0.0358マイクロシーベルトになっている 2022年9月」

  鑑定コラム797)「0.06台マイクロシーベルトをなかなか割らない」

  鑑定コラム2643)「児玉龍彦東大教授の衆議院委員会発言の国会議事録(2011年7月27日)」


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