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2451) 東京新宿の放射線量は0.0358マイクロシーベルトになっている 2022年9月

 2011年3月15日に東京電力の福島第一原子力発電所は爆発した。

 その爆発による放射線量の空中拡散放射線量は、広島投下原爆の29.6個分に相当すると貴重な、かつ重要な数値を東京大学の児玉龍彦教授は、国会で発表した。その時、東京新宿の放射線量は0.809マイクロシーベルトであった。

 2022年の現在は、東京電力の福島第一原子力発電所の爆発した2011年から11年経っている。現在はどれ程の放射線量なのか調べて見た。

 東京都安全健康研究センターは、現在も都内の放射線量を毎日調査している。

 この行為を知って、改めて調査研究者の行為に頭が下がる。

 2022年9月13日(火)3:01〜4:00の東京都安全健康研究センターのモニタリングポストによる測定値は、下記である。単位はマイクロシーベルトである。マイクログレイに同じである。
 ( )内は、鑑定コラム2314)からの転載の2021年10月9日の数値である。

                足立   0.0289  (0.0293)
                江戸川  0.0402  (0.0416)
        江東   0.0367
        大田   0.0339      
        新宿   0.0358 (0.0365)    
        調布   0.0270  (0.0282)
        小平   0.0291
        八王子  0.0361  (0.0333)
 八王子を除き、足立、江戸川、新宿、調布のデータ値は下がっている。

 八王子のみ上がっている。何か八王子にはあるのか。

 下記に2011年3月15日前後を挟んで、同センター調査発表による毎年3月15日の新宿の放射線量がどれ程であったか記す。
                               最大         平均
     2011年3月13日    0.0383    0.0341
     2011年3月14日    0.0377    0.0341
     2011年3月15日    0.809     0.109
          2012年3月15日        0.0565        0.0502
          2013年3月15日        0.0507        0.0449
          2014年3月15日        0.0370        0.0338
          2015年3月15日        0.0359        0.0328
          2016年3月15日        0.0416        0.0320
          2017年3月15日        0.0458        0.0368
          2018年3月15日        0.0432        0.0372
          2019年3月15日        0.0417        0.0369
          2020年3月15日        0.0419        0.0365
          2021年3月15日        0.0403        0.0359
          2022年3月15日        0.0421        0.0367

 福島原発崩壊から3年後に、東京新宿の放射線量の平均は0.03マイクロシーベルト台に低減している。安全数値になる迄に3年の時間が必要であった。

 2016年に最大放射線量が0.03マイクロシーベルト台から0.0416マイクロシーベルトになっている。2022年3月も最大放射線量は0.04マイクロシーベルト台である。

 最大放射線量が0.03マイクロシーベルト台から0.04マイクロシーベルト台になった2016年に何があったのか。

 2022年1月1日からの東京新宿の観測地のデータの最大放射量の推移を見て見ると、大半が0.04マイクロシーベルト台であり、時として0.05台、0.06台のデータがあるが、0.07台のデータが唯一2022年8月29日にある。
     2022年8月29日 最大0.0720マイクロシーベルト
である。

 0.04マイクロシーベルト台が普通状態であるのに、唯一0.0720マイクロシーベルトが、2022年8月29日に出現している。平均の倍の放射線量である。異常であろう。8月29日に何があったのか。つい半月前である。新聞等のニュースにはなっていない。

 太平にあぐらをかいてのんびりしていると、とんでもないことが生じているかもしれない。とんでも無いことが生じているかどうかは、調べて見ないと分からない。

 新聞・テレビ報道記者ょ、新型コロナウイルス感染者数の東京都発表の数値を毎日オウム返しのごとく流すだけの安易な報道姿勢でなく、東京都安全健康研究センターに足を運んで、何故突如0.0720マイクロシーベルトの数値が観測されたのか。その原因を調べ報道する新聞記者はいないのか。

 下記に、2011年からの上記表の放射線量のグラフを記す。




022年3月放射線量新宿




  鑑定コラム2314)「東京新宿の放射線量は0.03マイクロシーベルト台になっている 2021年10月」

  鑑定コラム2564)「東京新宿の放射線量は0.0359マイクロシーベルト 2023年3月15日」

  鑑定コラム2642)「東京新宿の放射線量は0.0356マイクロシーベルトになっている 2023年9月」



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