2662) 不動産業の倒産が急増している。2023年10月直前1年間の倒産は291件。2022年5月は193件であった。
帝国データバンクが、2023年10月の倒産件数の調査結果を発表した。
その中の不動産業の倒産件数は、30件であった。前月の9月の倒産件数は、21件であった。8月は27件、7月は23件、6月は21件であった。
ジリジリと倒産件数が増えている。
2023年10月直前1年間(10月を含めた12ヶ月間)の倒産件数は、291件である。
2022年5月の直前1年間の倒産件数は、193件であった。
およそ1年半前より100件近く、現在は倒産件数が増えている。
この調子では、2023年1年間では、倒産件数300件を越しそうである。
不動産業の好景気は終わったと考えて良さそうだ。
下記に、2020年12月からの直前1年間の不動産業倒産グラフを記す。
倒産件数のデータは、帝国データバンク発表の数値による。
鑑定コラム2359)「令和4年の不動産業の倒産件数は302件を予想 果たして」
鑑定コラム2540)「2022年の不動産業の倒産件数は229件」
鑑定コラム2644)「不動産業の倒産が急増。直前1年間の集計では不動産業倒産の最低は2022年5月の193件で、2023年8月は274件。」
鑑定コラム2747)「不動産業直近1年間倒産件数 2022年5月193件が底か」
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