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帝国データバンクが、2024年6月の倒産件数を発表した。
不動産業の2024年6月の倒産件数は19件であった。6月を含めた直近1年間の倒産件数は、276件であり、2020年来最高件数を記した2024年1月の292件より減少した。
ここ1年の不動産業の各月倒産件数と直近1年間の倒産件数は、帝国データバンク発表の各月倒産件数を利用して作成すると、下記である。
年月 当該月件数 直近1年間件数
2023年07月 23 269
2023年08月 27 274
2023年09月 21 278
2023年10月 30 291
2023年11月 20 290
2023年12月 21 287
2024年01月 26 292
2024年02月 14 273
2024年03月 28 271
2024年04月 19 271
2024年05月 28 278
2024年06月 19 276
2020年12月以降の不動産業直近1年間の倒産件数の動きを見ると、下記である。
2020年12月の直近1年間の倒産件数は、231件である。その後件数は増え、2021年5月に275件となる。
2021年5月を一つのピークとして、その後倒産件数は減り続ける。
2022年5月の193件まで減る。
2022年5月の193件を底にして、今度は急激に倒産件数は増え、2024年1月には292件と、2020年12月以降の最高倒産件数を記録する。
不動産業の好景気は、2022年5月で終わった。
2020年12月以降の直近1年の不動産業の倒産件数のグラフは、下記である。
鑑定コラム2662)「不動産業の倒産が急増している。2023年10月直前1年間の倒産は291件。2022年5月は193件であった」
鑑定コラム2644)「不動産業の倒産が急増。直前1年間の集計では不動産業倒産の最低は2022年5月の193件で、2023年8月は274件。」
鑑定コラム2540)「2022年の不動産業の倒産件数は229件」
鑑定コラム2346)「2021年の不動産業の倒産件数は225件」
鑑定コラム2217)「2020年の不動産業の倒産は1994年来最低の231件」
鑑定コラム2763)「不動産業直近1年間倒産件数 2024年7月280件」
鑑定コラム2778)「2024年8月の倒産件数746件 過去10年の8月の最高 不動産業の倒産件数は23件」
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