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2744) 「officee」という不動産仲介業者の丸の内募集賃料

 三菱地所の決算書類から、2024年3月時の丸の内地区の事務所賃料を坪当り 42,866円(u当り12,967円)と求めて、鑑定コラム2741)に、2024年6月24日にアップした。

 そして、2024年6月28日に、鑑定コラム2743)「丸ビルの賃料は坪6万9920円 2024年3月」をアップした。

 丸の内地区関係の賃料記事3つを鑑定コラムにアップして、まだ丸ビルの還元利回りの予定記事アップが残っているが、一息ついて、ホッとしていた。

 2024年6月29日に、ネットの検索エンジンのビングで、「2743) 丸ビルの賃料は坪6万9920円 2024年3月」と試しに検索入力して見た。

 検索エンジンビングの検索結果の画面のトップに、鑑定コラム2743)が検索された。

 「エッ!
 もう鑑定コラムが検索されるの!
 昨日アップしたばかりなのに。」

と、ビングの検索速さには驚いた。

 2番目の検索結果として、

 「グローバル Web アイコン
officee
https://officee.jp/price/tokyo/city/a7-marunochi
丸の内(千代田区)の賃貸オフィス賃料相場。全物件仲介手数 ...」

があった。

 何であろうと思いつつ、「丸の内・・・ 賃貸オフイス賃料相場」の文言につられて、クリックして見た。

 それは、47ホールディングス株式会社グループの不動産仲介業者の47株式会社が運営する「officee」というホームページで、「丸の内(千代田区)の賃料相場から賃貸オフィスを検索」という見出しがあった。
(https://officee.jp/price/tokyo/city/a7-marunochi/)

 その記事を見ると、丸の内の賃貸オフイスの賃料相場が記されている。

 その募集賃料データは、2024年6月29日更新とある。データは毎日更新されているようである。

 ホームページに記載されている丸の内の募集賃料(注 丸の内のビル募集賃料は非公開であるから、非公開の賃料の平均賃料を求め、その平均賃料のみの公開と思われる。)は、下記である。


     50坪〜100坪(5区画)    坪当り39,400円
     100坪〜200坪(16区画)   坪当り43,000円
     200坪以上(25区画)     坪当り45,600円


 100坪〜200坪の規模の事務所16区画の募集賃料が、坪当り43,000円とある。

 私の求めた坪42,866円の賃料とほぼ同じである。

 私が三菱地所の決算書から丸の内地区の賃料を求める方法を、20年程前に苦労して見出し、その求め方で求めた2024年3月の賃料坪当り42,866円という賃料が、 不動産仲介業者の運営する「officee」というホームページを見れば、アッと云う間に知ることが出来る。

 「なんだ!
 47株式会社が運営する「officee」というホームページを見れば分かるのか!
 もう決算書から求めることは止めようか。」

と思ってしまった。

 しかし、私の求めた丸の内地区賃料坪当り42,866円という賃料は、募集賃料より見て、適正な賃料であることが立証されたということとなり、それで「良し」としょう。

 不動産仲介業者の47株式会社が運営する「officee」というホームページには、丸の内に関連するエリア地区の事務所募集賃料も掲載されていた。

 下記に記す。面積は100坪〜200坪の坪当り賃料単価である。2024年6月29日時点のデータ賃料である。

          エリア              区画数             賃料単価
    大手町・丸の内          22                44,000円
        有楽町・霞ヶ関           8                47,700円
        日本橋・京橋・八重洲    33                42,100円
        銀座                     24                28,000円


  鑑定コラム1380)
「丸ビルの賃料の推測」

  鑑定コラム2741)「丸の内地区のビル賃料はu当り12,967円(2024年3月)、過去最高」

  鑑定コラム2743)「丸ビルの賃料は坪6万9920円 2024年3月」

  鑑定コラム2745)「丸ビル敷地に設定の地価公示千代田5-2の収益価格の設定賃料は安すぎる」


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