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2750) 2024年7月11日 日本政府円買い為替介入 161円→157円


 2024年7月12日 0:26配信の毎日新聞は、加藤美穂子記者及びワシントン支局大久保渉記者名で、下記の如くネットで報じる。

 「11日のニューヨーク外国為替市場の円相場が対ドルで急速に上昇し、一時1ドル=157円台半ばをつけたことに関し、政府関係者は日本政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入を実施したと明らかにした。前日に比べ4円程度、円高・ドル安が進む場面もあった。」

 一方、ブルームバーグは、2024年7月12日 18:01ネット配信として、下記のごとく伝える。

 「円相場が対ドルで急騰した11日の外国為替市場で日本の通貨当局が円買い介入を実施した可能性が高い。」

 そして、介入の資金額は、「約3兆5000億円」と伝える。

 毎日新聞、及び米国のブルームバーグが伝える事から、日本政府は円の対ドル下落を食い止める為に、円買い為替介入をしたと思われる。

 円買い為替介入で4円程度円高に成ったと新聞は伝えるが、その価格の具体的変動を伝える新聞は無いものかとネットを漁ったが、具体的に値動きを伝える新聞は無い。

 とはいえ、為替の価格変動を伝える新聞等はあるはずと思い、捜していたところ、日本経済新聞の為替欄にチャートグラフがあった。

 チャートグラフから、時刻と円金額を書き写した。為替の価格変動は早く、その全てを書き留めることは困難であることから、私の出来る範囲で、それもかなり荒く書き留めた。下記数値である。

 秒単位の取引価格変動から見れば、かなりラフな金額推移であるが、それは御容赦頂きたい。出典は日本経済新聞ドル円相場の為替レートチャートである。


2024年 円/1ドル
7月11日20時2分 161.55
20時58分 161.54
21時13分 161.57
21時24分 161.60
21時26分 161.59
21時34分 160.82
21時39分 160.93
21時44分 158.86
21時47分 159.86
21時58分 158.78
22時00分 158.49
22時05分 157.77
22時08分 157.55
22時16分 157.94
22時21分 158.37
22時23分 158.42
22時28分 158.53
22時36分 158.59
23時00分 158.59
23時10分 158.44
23時23分 158.54
23時35分 158.68
23時46分 158.75
23時59分 158.53
7月12日0時02分 158.52
1時09分 158.57
2時01分 158.58


 2024年7月11日21時24分に1ドル161.60円をつけると、その後22時08分に157.55円まで日本円は円高になる。

 これが、日本政府による円買い為替介入であろう。4円の円上昇が、時間と金額によって事実証明される。

 上記対ドルに対する円の動きをグラフにすると、下記である。



為替介入 2024年7月11日



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  鑑定コラム2630)「不動産業年間貸出額過去最高13.6兆円 国内銀行2023年6月末 もう止めよ」

  鑑定コラム2730)「為替変動と不動産価格」


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