明日2008年7月29日の夕方からは、長良川での鵜飼い見物である。
鵜飼い船一艘借り切っての豪華な船遊びである。
晴れてくれと願う。
鵜飼い見物遊びに行くのでは無い。『塾・鄙からの発信』20年7月塾が開かれ、その講師に招かれており岐阜で講演を行うのが主目的である。
そもそも塾開講の記念講演を行ったが、不動産価格論の話で時間切れになってしまい、話す予定だった賃料について話すことが出来なかった。
今回、その賃料について話すことになったのである。
講演の場所は、JR岐阜駅前・十六プラザ5F会議室で、時間は午後1時半〜5時である。
その講演が終わってから、塾頭とその友人が尽力して、一艘の鵜飼い船を借り切っての長良川での鵜飼い見物の企画を立ててくれたのである。豪勢な船遊びである。有り難い事である。
賃料についての講演の内容は、先日(2008年7月25日)に、中間法人政策研究支援機構の主催で、千代田区丸ノ内1-11-1 PCPビル22階の東急リバブル(株)会議室で行った講演内容と同じものを予定している。
7月25日の講演には、50名程度の人々が参加された。
その時に話した講義のレジメを下記に記す。
1.賃料とは 2.限定賃料の概念は必要か 3.収益賃料は新規賃料なのか 4.基礎価格は何故あるのか 5.借地上の貸ビルと所有地上の貸ビルとで支払賃料は異なるか 6.実質賃料とは 7.実際実質賃料とは 8.共益費は実質賃料を形成しないのか 9.空室損失は家賃の必要諸経費なのか 10.家賃の期待利回りは減価償却後の利回りである 11.各論第3章の追加で、「鑑定基準」は矛盾を暴露した 12.保証金の運用利回りは不動産の取引利回りと同じなのか 13.保証金には場所的利益の対価の要因もある 14.店舗賃料と事務所賃料の期待利回りは同じなのか 15.スライド法の尺度になるのは賃料の変動率では無いのか 16.地価上昇が家賃に与える影響 17.地価の暴騰・暴落時には利回り法は使え無いのか 18.継続賃料利回りの求める公式 賃料変動率 従前合意継続賃料利回り×─────── =価格時点の継続賃料利回り 不動産変動率 19.継続賃料の賃貸事例比較法は行えるのか 20.地代と公租公課倍率割合 21.商業地の地代は当該土地上の家賃の13%、住宅地の地代は7% 22.貸ビルの賃料に占める公租公課の割合は10% 23.飲食店の家賃は売上高の10% 24.魚屋・八百屋・肉屋の家賃は一日の売上高