日本の女子サッカーが奇跡を起こした。
ドイツで行われている2011年女子サッカーワールドカップで、2011年7月18日決勝戦でアメリカを破り、日本サッカー史上初めて世界一になった。
試合は2-2で延長戦でも決着つかず、PK戦になって日本はPKスコア3-1で勝った。
信じられない事が起こった。
まさかまさかの連続である。
決勝トーナメントで、主催国で世界ランク2位のドイツに勝ったことが、そもそも奇跡の始まりである。
準決勝で世界ランク5位のスエーデンを打ち破り、世界ランク1位のアメリカと優勝を争う事になった。
今迄20数試合アメリカと対戦して、一度も日本は勝ったことがない。
それが90分試合を1-1として終えた。
延長戦で2-1となり、延長後半戦あと3分程度しかなった。
ほぼ敗戦濃厚と思われた時、コーナーキックのボールを沢穂希(さわほまれ)が足技でゴールのネットを揺るがした。
2-2と同点となった。
90分そして延長30分合計120分間戦って決着はつかず、最終の戦いであるPK戦になった。
日本のキーパーは、アメリカ選手のキックボールを2つ止めた。
キーパーは良く止めた。
日本女子サツカー代表「なでしこジャパン」ワールドカップを制す。
早朝の4時頃に起きて、ドイツ・フランクフルト等からの衛星生中継を3戦とも観た。
そのおかげで昼間はボーッとしている。
主将で日本選手の大黒柱である沢穂希選手が、私の住んでいる同じ府中市出身であり、小学校は隣町にある府中第六小学校で男子の中で唯一の女子としてサッカーをやっていたと聞けば、応援したくなる。
府中第六小学校のサッカークラブは、「フロク」と呼ばれ、少年サッカーチームとしては強い。
私が若い頃、少年野球チームの監督をしていたが、その時、良く「フロク」チームと対戦した。府中第六小学校は、野球チームも「府六=フロク」と呼ばれていた。
小学校の校庭は、少年サッカーと少年野球とで使用する日曜日が使い分けされていた。
そのフロクのサッカーチームで男の子の中に混じり、ただ一人、女の子の選手として頑張っていたのが沢選手であると聞く。
フロクチームが大きな大会に出た時、いつもは選手出場出来たのに、女子であるからといって選手出場出来なかったことは、少女時代の沢選手にとって大変悔しい事であったろうと私は思う。
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