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891)「邪魔者は殺せ」を自分の都合でやってもらっては困る

 10年、20年前どころでは無く、それを遙かに超える相当前であるが、イギリス映画で 、「邪魔者は殺せ」という題名の映画があった。

 キャロル・リード監督の映画である。
 名画の一つに数えられる「第三の男」の映画を作ったキャロル・リード監督の作品である。

 企業の金を強奪して逃亡する男と、その男を匿い逃がそうとする女の逃亡を描いた映画である。

 最後は警察によって、二人とも殺されてしまうが。

 キャロル・リード監督の名声を高めた映画であり、「第三の男」とともに観ることを勧める。


 世間がゴールデンウイークと長い連休を、国内・海外旅行に浮かれている間に、インターネットに驚くべき情報データが流された。

 ロシアのサーバー経由で、検察審査会強制起訴の小澤一郎陸山会事件裁判の検察側資料がインターネットに漏出した。

 平成24年4月26日に小澤一郎氏無罪の一審判決が出されたが、それに関係する裁判資料である。

 特に、検察審査会への提出(?)として、東京地検特捜部の検事が作成した書類の一部である。

 偽物だ、本物だと漏出情報について、ネットではかまびすしい。
 ダウンロードするとウイルスに伝染するぞという脅しもかかる。

 小澤一郎氏の秘書であった石川知裕衆議院議員は検事の取り調べを受けた。

 その際、佐藤優氏がICレコーダーを持ち込み録音することを、石川氏にアドバイスした。

 石川氏はそれを実行し、取り調べを全てICレコーダーで録音した。
 その録音内容をテープ起こした文書も漏洩している。

 石川議員の取り調べの録音テープの内容と、検事が作成した報告書を見較べてみると、石川氏が話していないことが、あたかも話しているごとく検事報告書に書かれている。

 それも小澤一郎氏が有罪であると誘導するために、デッチ上げて書き綴られている。
 「邪魔者は殺せ」という題名の映画とは、内容が異なるが、デッチあげの証拠を作られて起訴され、邪魔者は殺せのごとく有罪にされてはたまらない。

 これら検察の作成した虚偽の一連の書類がネットに流れ、ネットでは大騒ぎになっている。

 大新聞、テレビマスコミは、検察の意を受けて行ったのか知らぬが、検察の流す虚偽のデッチ上げ情報を、3年前より「小澤けしからん、小澤悪」をすり込むためか連日のごとく、国民に報じていた。

 しかし、5月3日にネットに流された情報データによって、大新聞・テレビマスコミの流した「小澤悪」の3年間に渡る情報は、全くのデタラメであり、嘘であることが分かってしまった。

 連休明けの5月7日に大新聞・テレビマスコミは、ネットに流れた情報について、どのように報道するのかと多くのネット利用者は見守ろうとしている。

 今迄の報道が間違いであった事がばれたことから、スルーするのでは無かろうかという予測も流れている。

 社会の木鐸であるべきジャーナリストが、矜恃を失い、権力べったりで嘘情報を流していたのでは、マスコミへの信用は全くない。

 小澤一郎氏を強制起訴した検察審査会の会議が、果たして開かれていたのかという疑問すら、ネットの世界では囁かれている。

 検察への甚だしい不信、そして裁判所は検察とグルになって冤罪を作りだしているのでは無いのかという疑いを国民は持ち始めている。

 インターネットを馬鹿にしてはいけない。
 インターネットは怖い。

 これから、どういう展開になるであろうか。


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