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1086)建替の前の住宅建物の建築年数は36.4年(2011年度)

 社団法人住宅生産団体連合は、2011年度の『戸建注文住宅顧客実態調査』を発表した。

 その調査では、建替における従前住宅の平均築年数の調査が行われている。
 その調査結果によると、建替による前の住宅建物の建築年数は、

        2011年度(平成23年度)    平均築年 36.4年

であった。

 1年前の2010年(平成22年)は、平均で34.3年であったことから、1年で2.1年も伸びたことになる。

 2011年から36年前と云うのは、1975年(昭和50年)である。
 1年前の昭和49年は、新宿西口の高層ビルの新宿住友ビルが建った年であり、プロ野球の長島茂雄選手が「我が巨人軍は永久に不滅です」のメッセージを残してプロ野球選手を引退した年でもある。

 昭和50年は、JRの新幹線が博多まで開通した年である。
 この年の名目GDPは、148兆円であった。今(平成25年)の名目GDPは、475兆円である。

 昭和50年に建てた木造住宅が、経済的耐用年数の終わりを迎え、建替のために取り壊されているのである。

 同社団法人調査による過去の築年数は、下記の通りである。

    2004年(平成16年)     32.1年
    2005年(平成17年)     32.6年
    2006年(平成18年)     32.5年
    2007年(平成19年)     33.3年

      2008年(平成20年)     33.0年     2009年(平成21年)     34.0年     2010年(平成22年)     34.3年     2011年(平成23年)     36.4年

 木造住宅建物の経済的耐用年数は、「30年」と考えても良さそうだ。


  鑑定コラム1)
「木造30年」

  鑑定コラム337)「経済的耐用年数とは」

  鑑定コラム909)「木造住宅建物の寿命は34年と伸びる」

  鑑定コラム1216)「住宅建物の経済的耐用年数は36.4年(2012年度)」


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