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1085)東京住宅家賃のDI値は+6、値上り始めた(平成25年4月)

 平成25年4月現在で、東京住宅家賃のDI値は、+6.0である。

 東京の住宅家賃は底を脱して、値上りしだした。

 過日、鑑定コラム1084)「東京の住宅家賃は横ばい(平成25年4月)」の記事を書いた。

 そして、また鑑定コラム968)「東京の住宅家賃は横ばい(平成24年10月)」の記事を書いた。

 その2つ記事の中で、東京23区・都下28市町(平成25年4月は50地域)の1LDK・2K・2DKのu当り賃料の分析結果を述べた。

 両記事から、平成24年10月〜平成25年4月の6ヶ月間の賃料の変動率を調べると、

     家賃上昇     23地域
     家賃下落     20地域
     横ばい       7地域

であった。総地域数は50である。

 この賃料分析結果より、賃料動向のDI値を求める。

 DI値の求める算式は、下記である。

    (値上りしている地域数−値下がりしている地域数)÷総地域数×100

 上記算式に従ってDI値を求めると、

        (23−20)÷50×100=+6.0

+6.0である。

 DI値0は、底か天井のいずれかに在ると判断される。

 現在(平成25年4月)のDI値は、+6.0である。
 0を突破してプラスに転じた。

 このことは、東京の住宅家賃は底を脱して、上昇傾向になったと云うことを示唆する。

 鑑定コラム1084)の「東京の住宅家賃は横ばい(平成25年4月)」では、一年間の家賃変動率の分析が東京23区1.0、都下1.01であることから、「住宅家賃は横ばい」と記したが、家賃上昇、下落の地域数から見ると、DI値はゼロを突破して+6.0となっている。このことから見ると、東京の住宅家賃は上昇し始めたと判断せざるを得ない。

 ここ1年の東京住宅家賃のDI値は、下記である。

            平成24年10月  −13.7
            平成25年4月   + 6.0


  鑑定コラム1084)
「東京の住宅家賃は横ばい(平成25年4月)」

  鑑定コラム968)「東京の住宅家賃は横ばい(平成24年10月)」

  鑑定コラム971)「東京住宅家賃のDI値は−13.7(平成24年10月)」

  鑑定コラム949)「不動産価格DI値は11不動産鑑定士会で発表している」

  鑑定コラム944)「商業地価は底(2012年7月)」


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