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野村不動産アーバンネット株式会社が、平成26年7月1日時点の東京23区の住宅地の価格を発表した。(平成26年7月10日)
その発表数値によると、58地点の価格変動率は、
直近3ヶ月(26年4月1日〜26年7月1日) +0.5%
直近1年間(25年7月1日〜26年7月1日) +3.0%
の上昇である。
発表58地点のうち値下がり地点は、26年4月時点と同じくゼロである。
平成26年1月は、値下がり地点は2つあった。
その地点は江東区亀戸7丁目と足立区千住旭町であった。
3ヶ月後の平成26年4月には、この2地点も下げ止まり、横ばいとなった。
平成26年7月には、江東区亀戸7丁目は引き続き横ばいとなったが、足立区千住旭町は横ばいから1.4%の上昇率を示した。
足立区千住旭町の土地は、値下がり→横ばい→値上りの土地価格動向を示している。26年7月の土地価格は、坪当り140万円である。
東京の北のはずれにある足立区千住旭町の土地価格動向の動きは、土地価格は皇居を中心にして右廻りに動いているという経済経験則が、正に証明されている様だ。
値上り等の地点数を数えると、
値上り地点 12個所(13)
値下り地点 0個所(0)
横ばい地点 46個所(45)
である。括弧内は3ヶ月前である。
これよりDI値を求めると、
12−0
──── × 100 = 20.7
58
+20.7である。
過去のDI値を記すと下記である。
2012年 4月 ▲15.5
2012年 7月 ▲20.7
2012年10月 ▲8.6
2013年 1月 0.0
2013年 4月 29.3
2013年 7月 46.6
2013年10月 15.5
2014年 1月 41.4
2014年 4月 22.4
2014年 7月 20.7
横ばい地点が、値上がり地点にいつ変更するか。
あるいは値下がり地点がいつ発生してくるのか。
3ヶ月後の調査はどういう結果になるのか。
4月時点時と同じく、次の10月時点の調査結果に推測がめぐる。
鑑定コラム1196)「東京23区住宅地価26年4月のDI値は+22.4」
鑑定コラム1126)「東京住宅地価DI値は+15.5(25年10月 野村不アーバン)」
鑑定コラム1157)「東京23区住宅地価がジリジリ上がり始めた」
鑑定コラム308)「東京の地価は皇居を中心に時計回りに」
鑑定コラム1436)「東京住宅地価4地点下落 野村アーバン28年1月」
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