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1157)東京23区住宅地価がジリジリ上がり始めた

 野村不動産アーバンネット株式会社が、平成26年1月1日時点の東京23区の住宅地の価格を発表した。(平成26年1月10日)

 その発表数値によると、58地点の価格変動率は、

      直近3ヶ月(25年10月1日〜26年1月1日)       +1.4%
            1年間(25年1月1日〜26年1月1日)            +4.1%

の上昇である。

 東京23区の住宅地の価格は、ジリジリと値上り始めた。

 値上り等の地点数を数えると、

      値上り地点    26個所
            値下り地点         2個所
            横ばい地点    30個所

である。

 これよりDI値を求めると、

       26−2
           ────  × 100 = 41.4                                
               58

+41.4である。

 過去のDI値を記すと下記である。

        2012年 4月    ▲15.5
    2012年 7月    ▲20.7
    2012年10月    ▲8.6
    2013年 1月      0.0
    2013年 4月      29.3
    2013年 7月      46.6
    2013年10月      15.5
        2014年 1月         41.4

 アベノミックスによる日銀の超超金融緩和政策の影響が、徐々に資産である住宅地の土地価格にも及んできた。

 土地価格の影響はこの程度の上昇で止めて欲しい。

 金余りによる地価の急激な上昇は、害あって益なしである。

 日銀、国交省の方々、平成バブルの二の舞をやらないように、しっかりした行政をやって欲しい。


  鑑定コラム1126)
「東京住宅地価DI値は+15.5(25年10月 野村不アーバン)」

  鑑定コラム1066)「東京住宅地価は底を脱した(25年4月)」

  鑑定コラム1176)「住宅地の地価は緩やかに上昇している」

  鑑定コラム1196)「東京23区住宅地価26年4月のDI値は+22.4」

  鑑定コラム1225)「東京23区住宅地価26年7月のDI値は+20.7」

  鑑定コラム1436)「東京住宅地価4地点下落 野村アーバン28年1月」

  鑑定コラム1625)「野村アーバン調査から東京住宅地価は下落に入った」


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