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1278)不動産業の業況が少しおかしいぞ 2

 前記鑑定コラム1275)「不動産業の業況が少しおかしいぞ」で、不動産業の雄の一つである三菱地所の2014年4〜6月の売上高が、前年同期に比し10%減と記した。

 三菱地所の2014年4月〜9月の売上高が、決算短信でプレスリリース(2014年10月31日発表)された。

 その数値を見ると、三菱地所の業績は回復していない。下記である。

    27年3月期第2四半期売上高      438,521百万円
    26年3月期第2四半期売上高      481,001百万円

 増減率は、

               438,521百万円
            ─────────  = 0.912                           
               481,001百万円

▲8.8%の減少である。

 この調子では、三菱地所の年間売上高は、単純に2倍すれば、大台の1兆円を切りそうである。

 一方、三井不動産は、逆にすこぶる好調である。

 発表された三井不動産の決算短信(2014年11月6日発表)によれば、下記である。

    27年3月期第2四半期売上高      748,001百万円
    26年3月期第2四半期売上高      636,151百万円

 増減率は、

               748,001百万円
            ─────────  = 1.176                           
               636,151百万円

17.6%の増加である。

 三井不動産の年間売上高は、単純に2倍すれば、1.5兆円になりそうである。


  鑑定コラム1275)
「不動産業の業況が少しおかしいぞ」

  鑑定コラム1281)「不動産業の業況が少しおかしいぞ 3 新築マンション価格」

  鑑定コラム1282)「不動産業の業況が少しおかしいぞ 4 土地総研と野村アーバン」

  鑑定コラム1289)「不動産業の業況が少しおかしいぞ 5  住宅ローン貸出額」


  

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