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1283)エボラ出血熱死亡者が著しく増加している(鑑定コラム1285で訂正する)

 エボラ出血熱死亡者が著しく増加している。

 NHK(2014年11月30日 8時55分)が、時事通信(2014年11月30日 6時52分)が、共同通信(2014年11月30日 12時32分)が、一斉に次のごとく伝える。
 
 WHO(世界保健機関)は、2014年11月29日に、11月25日時点で、エボラ出血熱による死者等を、

               死亡者   6,928人・・・・・鑑定コラム1285)で6,002人と訂正する
               感染者     16,169人

と発表したと伝える。

 エボラ出血熱の死亡者について、WHOは、2014年11月23日時点で、5,689人と発表していた。

 それが3日後には、6,928人になったと発表した。

 3日間で、死亡者は、

       6,928人−5,689人 = 1,239人

1,239人も増えたことになる。

 過去のWHO発表のエボラ出血熱の死亡者の推移は、次のごとくである。

     2014年11月02日      4,818人
     2014年11月12日       5,160人
     2014年11月16日       5,420人
     2014年11月18日       5,459人
     2014年11月23日       5,689人

 11月16日〜23日の増加数を見て、エボラ出血熱は、沈静化の目途がたちつつあると思っていた。

 それが、11月25日時点で、6,928人の死亡者と発表され、1,239人もの死亡者増加である。

 エボラ出血熱の犠牲者は、ますます広がりつつあるようだ。

 2014年11月1日以降、鑑定コラム1234)「日本人発見の薬がエボラ出血熱を治すか」の追記で記した記事を、下記に転載する。




****追記 2014年11月1日

@ 2014年11月1日(05:47)の時事通信ジュネーブ発は、WHOが2014年10月31日に、2014年10月29日時点のエボラ出血熱について、次のごとく発表したと伝える。

            死者      4,951人
            感染者         13,567人

A 共同通信ワシントン発は、2014年10月29日(6:11)に、ロイター電として、アメリカでエボラ出血熱によって死亡した人を看病して感染した看護師は、エボラ出血熱が完治し、テキサスの病院を退院したと伝える。
 その前に感染した看護師も既に完治し退院している。
 これでアメリカ国内でエボラ出血熱に感染した二人の看護師は二人とも完治したことになる。

B AFPは、2014年10月25日(13:04)に、ワシントンD.C発として、ドメイン名「Ebola.com」が、20万ドル(約2160万円)以上の高値で売却されたと伝える。

 「エボラ」と云う名前のドメイン名も売買の対象になるのかと驚く。
 考えて見れば、ドメイン名は商標権であり、世界に2つとないものであるから、欲しい人にとっては購入するであろう。

 商売上手と云うのは、そうした発想をして、お金を手にして行くのか。



****追記 2014年11月10日

@ WHOがエボラ出血熱の死者・感染者数を訂正

 2014年11月6日(07:05)の時事通信ジュネーブ発は、WHOが2014年11月5日に、2014年11月2日時点のエボラ出血熱について、次のごとく発表したと伝える。

            死者      4,818人
            感染者         13,042人

 従前発表していた死者数、感染者数を大幅に下方修正する。
 その理由は、集計法を変えたためと云う。

A 2014年11月8日(05:54)の時事通信ジュネーブ発は、WHOが2014年11月7日に、2014年11月4日時点のエボラ出血熱について、次のごとく発表したと伝える。

            死者      4,960人
            感染者         13,268人



****追記 2014年11月13日

 2014年11月13日(09:41)、ロイター通信は、共同通信ジュネーブ発として、WHOは、2014年11月12日に、2014年11月9日時点のエボラ出血熱について、次のごとく発表したと伝える。

            死者      5,160人
            感染者         10,498人



****追記 2014年11月20日

 2014年11月20日(05:57)、共同通信は、ローマ発として、WHOは、2014年11月19日に、2014年11月16日時点のエボラ出血熱について、次のごとく発表したと伝える。

            死者      5,420人
            感染者         15,145人



****追記 2014年11月26日

@ 2014年11月22日(05:44)、共同通信がローマ、ワシントン発として、WHOは、2014年11月21日に、2014年11月18日時点のエボラ出血熱について、次のごとく発表したと伝える。

            死者      5,459人
            感染者         15,351人

A 2014年11月21日(02:38)、ロイターはワシントン発として、アメリカ証券取引委員会は、20日に、エボラ出血熱に関する治療薬や感染防止の製品を扱っていると云う偽りの情報提供をして、投資家からお金を集めているアメリカ店頭市場上場の4社を売買停止処分にしたと伝える。

 アメリカの会社は、金儲けのためなら、嘘偽りを述べてでも資金を集めるようである。

B 2014年11月25日(00:10)、共同通信はローマ発として、イタリア保健省は24日に、西アフリカのシエラレオネに派遣されていたイタリア人の男性医師が、エボラ熱に感染していることが確認されたと発表したと伝える。

 イタリア人の医師にも、エボラ出血熱の感染が広がった。



****追記 2014年12月2日

@ 2014年11月27日(11:30 JST)、ロイターはジュネーブ発として、WHOは、2014年11月26日に、2014年11月23日時点のエボラ出血熱について、次のごとく発表したと伝える。

            死者      5,689人
            感染者         15,935人

A 2014年11月27日(18:43)、共同通信は、中国が開発したインフルエンザの薬が、富山化学工業が開発したファビピラビルの特許を侵害している疑いがあり、親会社の富士フイルムが調査し始めたと伝える。

B 2014年11月28日(17:56)、時事通信はベルリン発として、次のごとくのAFP電を伝える。

 ドイツ政府は、移動しながら高度の治療が出来るエボラ出血熱患者専門の医療専用機を導入した。

 専用機の名前は、「ロベルト・コッホ」と云う。

C 時事通信(2014年11月30日 6時52分)は、WHO(世界保健機関)は、2014年11月29日に、11月25日時点で、エボラ出血熱による死者等を、

               死亡者   6,928人・・・・・鑑定コラム1285)で6,002人と訂正する
               感染者     16,169人

と発表したと伝える。



****追記 2014年12月3日 WHOしっかりせい 誤報を2度もだすな 鑑定コラム1285転載

 2014年12月2日(13:06)、ジュネーブ発のAFPは、WHOは、2014年12月1日に発表したエボラ出血熱の死亡者数6,928人は、約1,000人多かったと訂正すると、下記のごとく伝える。

 シエラレオネ、ギニア、リベリアの3か国における死者は5,987人、その他の国の死者が15人で、世界全体では6,002人であると。

 誤った理由は、「リベリアの合計死者数の報告に誤りがあった」ということのようである。

 WHOが、エボラ出血熱の死亡者の人数を下方修正するのは、これで2回目である。2014年11月6日にも下方修正の発表を行った。

 2回も発表数値の下方修正をするのでは、WHOの発表数値をそのまま鵜呑みにして信用することは出来ないであろう。

 発表される数値は、また後日訂正されるのでは無いのかという疑問を抱いていなくてはならない。

 それは不幸な事だ。

 鑑定コラム1283)の死者6,928人を、6,002人に訂正する。

                鑑定コラム1285転載


  鑑定コラム1234)
「日本人発見の薬がエボラ出血熱を治すか」

  鑑定コラム1257)「エボラ出血熱の治療に日本の薬が使われた」

  鑑定コラム1259)「株式市場はエボラ出血熱におびえる」

  鑑定コラム1262)「エボラ出血熱は拡大し、死者は4000人を越えた」

  鑑定コラム1285)「WHOしっかりせい 誤報を2度もだすな」


  

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