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平成27年6月直近1年間の各都市別客室稼働率を分析していたところ、九州の中で、「町」という行政単位でありながら、客室稼働率73.0%という高い稼働率を示している町の存在が目についた。
その町は、南小国町という町である。
南小国町はどこにある町なのか。
73.0%という高い客室稼働率を示すとは、温泉があるのであろうか。
とすると、その温泉は余程人気のある温泉ということになる。
温泉がある九州の各市の客室稼働率は、
嬉野温泉がある佐賀県嬉野市は60.9%
雲仙温泉がある長崎県雲仙市は46.9%
別府温泉のある大分県別府市は60.0%
由布院温泉のある大分県由布市は71.9%
霧島温泉のある鹿児島県霧島市は54.9%
である。
これら著名な温泉を持つ都市の客室稼働率を抜いて、客室稼働率73.0%の南小国町には、上記の温泉地を凌ぐ著名な温泉があると言うことになる。
その温泉の名はなんという温泉なのか。
私は興味を持った。
南小国町は、熊本県の北東部に位置する。
九州の西の熊本市と東の大分市を結ぶ線の、ほぼ真ん中辺り、阿蘇山の北側にある。
人口約4,200人程度である。
町にある温泉の名は、「黒川温泉」という。
私は、その温泉の名前を知らなかった。
その他に、同町には、小田温泉、白川温泉、田の原温泉等がある。
53軒の温泉旅館がある。
53軒の旅館で、客室稼働率73.0%をたたき出すとは、余程温泉質が良いか、旅館の客待遇が良いのか、温泉客及びリピーターを引き寄せる何かがあるであろう。
旅館の客室稼働率は、平成26年の観光庁発表のデータ(鑑定コラム1344)によれば、
全国平均 52.4%
熊本県 49.5%
である。
南小国町の73.0%が如何に高い稼働率であるか、分かるであろう。
熊本の仕事があるかどうか分からないが、仕事があったら、南小国町を一度訪れてみようと思う。
鑑定コラム1398) 「主要都市・観光地の客室稼働率(27年6月直前1年間)」
鑑定コラム366) 「宇土市はどこにある」
鑑定コラム1373) 「宮崎の鑑定の合間の休憩」
鑑定コラム1344) 「平成26年の県別類型別宿泊施設の客室稼働率」
鑑定コラム1529) 「南小国 別府の旅館ホテルは相当痛めつけられているようだ」
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