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2016年(平成28年)最初の鑑定コラムです。
2015年の東京証券取引所の大納会は、2015年12月30日(水)であった。
東証一部上場の日経平均株価は、19,033円71銭で終わった。
2015年12月30日大納会の日経平均の始値と大引けは、安値引けで終わった。
下記の通りである。
始値 19,070.83円
大引け 19,033.71円
2014年の大納会の終値は、17,450円77銭であったから、1年間の値上がりは、1,582円94銭である。
率にすると、
1,582円94銭
──────── = 0.091
17,450円77銭
9.1%の値上がりである。
2013年は56.7%の値上がりであった。
2014年は7.1%の値上がりであった。
2015年は9.1%の値上がりであった。
2015年の最高高値は、2015年6月24日の20,868円03銭であった。
大納会の株価は、年初来の高値を超える事無く、節目の一つである2万円の大台に乗らなかった。
2015年の株式の特色として、日銀の金融緩和による金余りが市場に流れ込んで来ていることは去年と同じであるが、欧米等の海外のお金が、安全な日本株へと日本に流れ込んで来ている。
証券業界は、個人株主の拡大を長い年月をかけて行っているが、笛吹けど個人投資家は、目論み通りになかなか増えなかった。
それが郵政3グループが株式上場して、それに伴い個人投資家が増えてきたという。
もう一つの特色は、企業の自社株が活発化したことであるという。
企業が自社株を買ってどうするのかと、自社株の購入が認められた時には怪訝に私は思った。
それはその知識が私に無かっただけで、アメリカのやり方を見てみると、なるほど資本主義の本家の金持ちの考えることはとんでもないことを考えていると半端あきれた。
市場から株式を引き揚げることによって、流通株式が少なくなる。
それによって株価維持が出来、あわよくば高値の株価になる。
それ以上に有効な手は、企業買収、合併、提携を考える時に、所有している自社株を相手先企業に贈って、或いは資金にして合併等を成功させることである。
2015年に自社株の売買が最も多かったということは、2016年の今年は、自社株を使った企業の売買であるM&Aが、より盛んになるということであろうか。
東京電力の株価は、699円で終わった。2014年は492円であった。
業種別日経平均(500種)の不動産業の株価は、1,628円70銭で終わった。2014年は1,590円43銭であった。
リート指数は1,747.54であった。2014年は1,897.92であったから、
1747.54
──────= 0.921
1897.92
▲7.9%の下落である。株式は上がったが、リートは下落した。この下落は何を示すのか。
2015年12月30日の他の指標は、下記であった。
NYダウ 17,720.98ドル
1ドル 120.40〜120.42円
長期金利 0.27%
NY原油1バレル 37.87ドル
鑑定コラム1301)「2014年末の東証株価は17,450円77銭」
鑑定コラム1155)「2013年末の日経平均株価は16,291円31銭」
鑑定コラム994)「2012年末の日経平均株価は10,395円16銭」
鑑定コラム846)「2011年末の日経平均株価は8455.35円」
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