○鑑定コラム


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846)2011年末の日経平均株価は8455.35円

 2011年12月30日が、2011年の東京上場株式の大納会であった。

 15時の大引けの日経平均株価は、8455.35円で終わった。

 大納会は高値引きで終わった。
 高値引きの大納会は、過去3回あるという。

 いずれも、その翌年の日経平均は大幅に値上がりしているという。

 ゲン担ぎの多い株式関係者は、これをもって来年の株式は期待もてると言っている。

 2011年12月30日大納会の日経平均の始値と大引けは、下記の通りである。

     始値     8434.90円
          大引け        8455.35円

 株式市場のゲン担ぎの言葉を信じて、来年は景気の良い年となることを期待しょう。

 東日本大震災が大打撃を与えた不動産業の株価の動きを見る。
 業種別日経平均(500種)の不動産業の株価は、678.53円で終わった。

 過去の株価推移を見る。下記の通りである。

        2011年3月10日    903.48円
              3月25日    766.13円
              8月26日    697.84円
              9月2日     716.39円
            12月30日        678.53円

 3月10日は、東日本大震災前の株価である。
 3月25日は、東日本大震災後の2週間後の株価である。
 8月26日は、菅内閣退陣時の株価である。
 9月2日は、現・野田内閣発足の株価である。
 12月30日は、大納会の株価である。

 野田内閣発足時は、野田内閣に淡い期待を不動産業界は持ったが、4ヶ月の間の野田内閣の政権の舵取りをみた結果は、3月25日時の株価よりも大納会の株価は下落している。

 これは、不動産業界は現・野田政権にたいして、はっきりと「ノー」のシグナルを送っているということを示す。

 この株価より判断すれば、土地価格の値上がりは当面無い。
 土地価格の値下がりが続くと云えよう。
 
 2011年最後の鑑定コラムです。
 前記しました株式市場のゲン担ぎの言葉を信じて、来年は景気の良い年にあれ。


  鑑定コラム749)
「今後の不動産業の見通しは暗い、地価は上がらない」

  鑑定コラム877) 「2012年3月30日(金)の日経平均株価は10,083円56銭」

  鑑定コラム994) 「2012年末の日経平均株価は10,395円16銭」

  鑑定コラム1155)「2013年末の東証株価は16,291円31銭」

  鑑定コラム1301)「2014年末の東証株価は17,450円77銭」


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