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2016年11月15日に、私のパソコンに「件名 佐川急便」とするメールが入って来た。
ネットで商品を購入し、よく佐川急便が購入商品を配達してくれることから、佐川急便の何の連絡かと思い開いてみた。
怪しいメールは開いてはいけないと云われているが、一日に20、30件の迷惑メールが舞い込み充分その知識は持っているが、佐川急便はよく購入品物を配達してくれることから、つい開いてしまった。
開いてみて、文面を見ておかしいなと気づいた。添付書類のzipは開かなかった。
伝票番号が書いてあるから、佐川急便のホームページを訪れ、荷物問い合わせサービスの配達状況を知らせる頁で、伝票番号を入力したところ案の定、「該当なし」 と表示された。
「迷惑メールか。何を目的にして佐川急便の名前を使って、こうした行為を行うのであろうか。営業妨害として犯罪行為になるのだが。」
迷惑メールを開いてしまったこともあり、ノートンのセキュリティソフトを稼働させてウィルス感染していないか確認することにした。
佐川急便はこのことを認知しているのかと思い、佐川急便のホームページを再び開いてみた。
同社のホームページのトップの「お知らせ」があり、そこに「2016.11.15 佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください NEW」として記載してあった。
その注意喚起文をクリックすると、下記の文章が現れた。
*
佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください
2016.11.15
最近、佐川急便を装った迷惑メールが届くというお問い合わせが増えております。このような迷惑メールに記載されているアドレスにアクセスされますと、意図しないサイトへアクセスしてしまう場合がありますのでご注意ください。迷惑メールであるか分からないなど、不明な点がございましたら担当営業所または「ご意見・お問い合わせ」までお問い合わせください。
事例1 件名:佐川急便、商品発送のお知らせ NEW
事例2 件名:宅配便お届けのお知らせ NEW
・・・・・・・
*
私のパソコンに来ていたメール内容は、事例1と同じものであった。
次の文面である。
「差出人 ****@yahoo.co.jp
件名 佐川急便
注文番号:962248-20161115-8688891086
只今ご注文殺到につきましてお客様へはお待たせして誠に申し訳ございませんでした。
本日、お客様のご注文商品を下記要領で発送いたしましたのでお知らせいたします。
[お届け運送会社] 佐川急便
[出荷日] 2016/11/15
[お届け予定日] 指定無し
[お問合せ番号] 570755608777
配送業者:佐川急便
伝票番号:570755608777
※反映は夕方以降となる場合がございます。予めご了承くださいませ。
★佐川急便利用時は委託倉庫先のKIロジスティクスが発送元になることがありますので予めご了承くださいませ。
★配送時不在のお客様へ(出荷前にご連絡いただいた場合を除く)
恐れ入りますが、お客様ご自身で1週間以内に再配達のお手配をお願い致します。
再配達の手配をされずに保管期間(1週間)が経過しますと、当店に返送されてしまいます。
★配送不可について
保管期間切れや、住所不明等の配送不可や、受け取り拒否等をされた場合はキャンセル手数料として実質発送料と返送時の実質送料の往復分を請求させていただきます。
ご理解・ご了承の程よろしくお願い申し上げます
それでは、商品到着まで今しばらくお待ち下さいますようお願い申し上げます。
※当店はメールのみの対応とさせて頂いております。
予めご了承くださいませ。」
ネット販売が大変伸びている。
アマゾンは、配送センターをあちこちに造っている。配送センター用として高速道路のインターに近い土地価格が大きく値上りしている。
百貨店の売上高は、ネット販売に喰われ伸びなく、減少傾向にある。
今後もネット販売が拡大するであろう。
そこに目を付けて、悪事を働こうという人が増えそうだ。
鑑定コラム1505)「不正アクセスによる個人情報流出の可能性についてのお詫びのメールが入る」
鑑定コラム1454)「最高裁のホームページにこんな警告が」
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鑑定コラム1571)「2016年11月の金融庁HPトップページの「ご注意下さい」」
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