1571)2016年11月の金融庁HPトップページの「ご注意下さい」
2016年11月23日の金融庁のホームページのトップページの「ご注意下さい」の内容は、次の様な@〜Hのものであった。
@金融監督庁を騙った不正な手口にご注意ください!NEW
その内容については、違うページで次のごとく説明されていた。
「最近、「金融監督庁」を騙った不審なポップアップを表示させる手口が確認されています。これは、何らかの方法でインターネット・バンキング利用者のパソコンにウイルスを感染させられたものと考えられます。
当該ポップアップ画面は、表示されている金融機関名を利用者にクリックさせることで偽のサイトに誘導し、当該偽サイトでインターネット・バンキングのID・パスワード等を入力させて盗み取る不正な手口であることが確認されています。
当該ポップアップ画面にアクセスすると預金の不正払出し被害に遭うおそれがありますので、ご注意下さい。」
ポップアップ画像とは、使っているパソコンの現在表示されている画像の上に,いきなり不本意な画像が出て来る画像を云う。静止した画像もあれば飛び跳ねる画像もある。
A 義援金等を装った詐欺にご注意!NEW
その内容については、別のページで次のごとく説明されていた。
「<平成28年熊本地震関連>
平成28年(2016年)に発生した熊本地震による被害は、熊本県熊本地方を中心に大規模かつ広範に及んでおり、被災者の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。
被災地の復興に向けた義援金の募集が活発となる中で、平成23年の東日本大震災の際には、義援金の募集を装った振り込め詐欺等が多数認められており、今回の熊本地震においても同様に、皆様の善意に乗じた卑劣な犯罪が発生する恐れがあります。義援金等を装った詐欺に遭わないよう、十分にご注意ください。
【過去の災害・震災時に発生した詐欺の具体的な事例】
○有名なボランティア団体を名乗り、電話やFAX等を用い、当該団体の募金口座と異なる口座に義援金を振り込ませようとする。
○公的機関と紛らわしい名称をかたって電話をかけ、「災害支援」を謳い文句に義援金を募集し振り込ませようとする。」
B 金融庁を騙った詐欺にご注意ください!!NEW
その内容については、別のページで次のごとく説明されていた。
「<こんなケースにご注意ください>
●金融庁の職員を名乗る者が訪ねてきて、地震被害者への寄付を要求された。
⇒金融庁職員がご自宅を訪ねて寄付をお願いすることはありません。
●個別の会社名等を名乗る者から、入居権や債券の購入権等を代理で購入するとの電話があり、その後、金融庁の職員を名乗る者から、これらの取引方法等が違法であるとして、取消し等のために金銭を要求された。
⇒金融庁が個人に対し、電話で金銭を要求することはありません。
●警察や郵便局を名乗る者から電話があり、クレジットカードの不正利用がなされ、明日引き落としがなされる等と言われた。その直後、この関係で金融庁の職員を名乗る者から電話があり、「警察と連携する。」「救済制度につなぐ。」等と言われ、生年月日等の個人情報や銀行の口座番号を尋ねられた。
⇒金融庁が被害救済名目等で口座番号をお聞きすることはありません。」
C 詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!
D 預金口座開設の勧誘に関する注意喚起について
E 無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください
F 銀行を名乗る者等による預金の勧誘について
G NISA口座における上場株式の配当金等受取方式に関する注意事項について(NISAで上場株式・ETF・REITに投資される方へ)
H 振り込め詐欺等の撲滅に向けた注意喚起活動について プリペイドカードの購入を指示する詐欺業者にご注意ください!
上記@〜Hのうち@ABは「NEW」となっているから、新しく付け加えられた「ご注意下さい」である。
新しい詐欺手口は、パソコンに、ボップアップ画面が登場するものである。
CからHは、前から記述紹介してあるものである。
1年前、2015年11月の金融庁のトップページの「ご注意下さい」の内容については、鑑定コラム1422)「「ご注意ください」連発の金融庁HPのトップページ」に記事にしている。
その時の注意喚起事項は、再記すると、下記である。
1年前の@→1年後のD
1年前のA→1年後のC 1年前のB→1年後のEF 1年前のC→1年後のG 1年前のD→1年後のH