先人が開墾した田畑に、毎年種を撒き、同じやり方で作業していて、生産は上がるであろうか。
先人が開墾した田畑を、先人の「投資」と置き換え、同じやり方の作業を「技術」と置き換えれば、その状態は、既存の設備でノウハウの進歩もなく生産活動していることと云える。
こうした生産状態で、生産力のアップ、所得のアップ、生活水準のアップは出来るであろうか。
日本経済新聞は、2016年11月27日に、同社が調査した2016年度の全産業の設備投資動向調査を発表した。資本金1億円以上の有力企業1255社の調査結果である。
その調査によれば、2016年度の設備投資額(修正計画額)は、26兆0351億円である。
製造業、非製造業別の投資額は、下記である。
製造業 660社 15,693,270百万円(15兆6932億円) 非製造業 595社 10,341,874百万円(10兆3418億円)
全社 1274社 27,619,820百万円 製造業 673社 15,974,967百万円 非製造業 611社 11,644,853百万円 (不動産業 29社 873,322百万円)
全社 1315社 27,523,575百万円 製造業 684社 15,326,230百万円 非製造業 631社 12,197,345百万円 (不動産業 30社 791,801百万円)
26.0351 ───── = 0.943 27.6198
(製造業) 1993年 10.9年 2013年 16.3年
(非製造業) 1993年 9.4年 2013年 15.5年