○鑑定コラム
フレーム表示されていない場合はこちらへ
トップページ
田原都市鑑定の最新の鑑定コラムへはトップページへ
前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ
パソコンで、国交省発表の地価公示価格が閲覧出来る土地総合情報システムのアドレスは、下記である。
http://www.land.mlit.go.jp/landPrice/AriaServlet?MOD=0&TYP=2
いつも使うためにパソコンのお気に入りに入れている。
地価公示価格を知りたいと思い、パソコンのお気に入りから土地総合情報システムに接続する。
すると画面に、
Service Unavailable
This server is temporarily unable to service requests. Error code: 95
が表示される。
「なにょ 、これ ?」
こちらのパソコンが故障したのかと、一瞬思ってしまう。
「国交省のお知らせ」を見ると、下記のおしらせ文章が目に入る。
「「土地総合情報システム」及び「土地総合情報ライブラリー」のシステム停止について
「土地総合情報システム」及び「土地総合情報ライブラリー」は、メンテナンス作業のため、平成29年6月10日からシステムを停止しております。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。」
国交省の地価公示価格の一般公開の土地総合情報システムは、閲覧停止されてからそろそろ十日経とうとしている。
以前は、紙媒体の部厚い地価公示価格一覧の書籍を購入していたが、パソコンで国交省が地価公示価格を発表するようになって、紙媒体の価格一覧書籍を購入することを止めた。
そのパソコンからの閲覧が出来ない状態が、十日近くも続くと、業務に支障を来たしはじめた。
パソコン閲覧出来ないために弱っている。
土地取引事例比較法という鑑定手法がある。
その鑑定手法は、対象地に類似した土地取引事例と比較して、対象地の価格を求める手法である。
土地取引の時点は、バラバラである。
取引事例価格を、評価する価格時点という時点の価格にするために価格修正する必要がある。
その価格時点の価格に修正する為には、「時点修正」という評価作業が必要である。
その評価作業に必要なのが時点修正率という変動率である。
その時点修正率をどの様に求めるかと云えば、評価地の周辺にある類似的な地価公示価格によって算出するのである。
例えば、下記のごとくの価格推移している地価公示価格があったとする。
平成27年1月1日 u当り200,000円
平成28年1月1日 u当り215,000円
平成29年1月1日 u当り230,000円
27年1月〜27年12月までの地価変動率は、
215,000円
────── = 1.075
200,000円
7.5%の上昇である。四捨五入して8.0%の時点修正率ということである。
28年1月〜28年12月までの地価変動率は、
230,000円
────── = 1.070
215,000円
7.0%の上昇である。四捨五入して7.0%の時点修正率ということである。
上記分析から、
平成27年1月〜12月までの時点修正率 +8.0%
平成28年1月〜12月までの時点修正率 +7.0%
と求める。
平成29年1月から29年6月の現在までの時点修正率はどうするのかと云えば、前年と土地価格変動の状況は同じと判断される場合は、年率+7%とする。
こうした時点修正率の算出には、各年の地価公示価格を知る必要がある。
それが、国交省の地価公示価格の閲覧システムが停止しているために、各年の地価公示価格を知ることが出来ない。
鑑定業務に支障を来たしている。
いつまでに復旧するのであろうか。
鑑定コラム1445)「財務省のホームページが開かない」
鑑定コラム1448)「財務省のホームページがやっと回復した」
鑑定コラム1664)「国交省の地価公示価格の閲覧が出来るようになった」
鑑定コラム1749)「土地総合情報システムがメンテナスで動かない」
▲
フレーム表示されていない場合はこちらへ
トップページ
前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ