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米穀物取引会社の日本コメ市場株式会社が、平成29年(2017年)9月4日の同社のホームページに、2017年産米の取引価格を発表した。
その価格は、2017年8月25日のコメ市場で取引された平均価格である。下記である。単位60kgである。
千葉産 コシヒカリ 14,550円
千葉産 あきたこまち 14,387円
千葉産 ふさおとめ 14,003円
1年前の平成28年9月2日の同社ホームページに発表された2016年産米価格(平成28年8月25日取引)は、下記であった。
茨城産 コシヒカリ 13,151円
茨城産 あきたこまち 12,834円
千葉産 ふさおとめ 12,661円
同じ産地の銘柄米の価格比較出来るのは、千葉産ふさおとめだけである。
その価格比較は、下記である。
29年 千葉産ふさおとめ 14,003円
28年 千葉産ふさおとめ 12,661円
千葉産ふさおとめの1年間の価格上昇は、
14,003円
────── ≒ 1.106
12,661円
10.6%のアップである。
取引には至らなかったが、29年8月25日の取引市場に上場されたコメの平均価格は、下記であった。
茨城産 コシヒカリ 14,583円
茨城産 あきたこまち 14,436円
千葉産 ふさおとめ 14,118円
千葉産ふさおとめの上場価格は、14,118円であった。その取引価格は、14,003円であった。
上場価格と取引価格の差は、
14,118円−14,003円=115円
115円である。
開差率は、
115円
───── =0.008≒0.01
14,118円
1%である。
取引価格は、上場価格より1%ダウンの価格と云える。
とすると、茨城産コシヒカリ、茨城産あきたこまちの予想取引価格は、
茨城産コシヒカリ 14,583円×0.99=14,437円
茨城産あきたこまち 14,436円×0.99=14,292円
となる。
平成28年の茨城産コシヒカリ、茨城産あきたこまちの取引価格は、13,151円、12,834円であったことから、上記予想取引価格と比較すると、29年産米の値上り率は、
茨城産コシヒカリ 1.098
茨城産あきたこまち 1.114
となる。
平成29年産米は、昨年より10%程度値上りするようだ。
鑑定コラム1545)「2016年産米は高くなりそうだ」
鑑定コラム1823)「2018年産米価格は上げ止まりで、前年比より少し安い」
鑑定コラム1972)「2019年産米価格は前年比3.7%高」
鑑定コラム2488)「令和4年度産新米価格は前年度比5%上がっている」
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