「田原の出た金沢大学が出ているょ。」
と云って、信州飯田高校出身の知り合いの不動産鑑定士が、1枚のコピーを私に読めと云って手渡した。
1枚のコピーは、2017年12月19日号の『エコノミスト』(毎日新聞社)のP44の記事(猪熊建夫執筆)であった。
見出しは、「名門高校の校風と人脈(269)」で、副題は、「飯田高校(長野県立・飯田市)」の記事であった。
長野県飯田市にある飯田高校は、長野県の高校の中で、長野県の南部の優秀な高校生が集まる高校である。
私は長野県出身でなく、西隣の岐阜県出身であるが、私の生まれた町は、木曽川を挟んで長野県に接していたことから長野県については身近に感じていた。
高校時代に風の便りで、教育県である長野県の中央部にある松本深志高校、北信濃の長野高校、南信濃の飯田高校、東信濃の上田高校が、教育県長野の優秀進学校と聞いていた。
記事には、飯田高校の歴史と飯田高校出身の卒業生の活躍が書かれていた。
飯田高校は、明治時代の中頃に長野県立松本中学の支校から独立して飯田中学に成り、それが飯田高校となったようである。
松本中学とは、現在の松本深志高校である。
松本深志高校は、上記のごとく長野県のトップクラスの進学校であることは述べたが、近年には悲しい事故にあっている。
北アルプス穂高岳連峰の西穂高岳落雷遭難事故で、10数名の優秀な在校生を亡くしている。
この事故については、鑑定コラム350)「上高地」で記している。
飯田高校は、松本深志高校とは、深い繋がりがあったと初めて知った。
ヤクルト創始者の代田稔氏が卒業生であるという。
友人がコピーを私に渡した理由の金沢大学とどういう関係があるのかは、2017年の春の大学入試の合格者の処で分かった。
2017年の春と云えば、それは今年の大学入試と云うことである。
飯田高校卒業生の進学大学のことである。同記事によれば次のごとくである。
東大・京大 各1人 名古屋大学 5人 信州大学 21人 金沢大学 10人