2019年8月の終わり、金沢に向かう北陸新幹線「はくたか」に、大宮駅より乗る。
大宮駅を発車してすぐに、車窓から青々とした田の風景が広がるのが見える。
北陸新幹線は、関東の田園地帯のど真ん中をぶった切って、北西の方向に向かって走る。
次の停車駅は、軽井沢駅である。
先の鑑定コラム1972)で、2019年の新米の価格について述べた。
新米の価格について記述していた時、日本人一人が、一年間に食べるお米の量はどれ程になっているか気になった。
一人当りのお米の消費量は、年々減少している。しかし無限に減少するものでは無く、いつかは下げ止まる。それはいつか、そしてその量はどれ程か。
2018年(平成30年)の日本人一人の一年間のお米の消費量はどれ程であろうか。
農林水産省が、農業統計として発表しているハズであるから、同省のホームページを訪れた。
2018年一年間の日本人の一人当りのお米の消費量は、農林水産省の調査によれば、53.8kgであった。
2017年の消費量は、54.1kgであったから、年間で0.3kg減少している。
お米の一人当りの消費量の減少は、止まっていなかった。
農林水産省発表による各年の日本人一人当りのお米の消費量は、下記である。
昭和37年度 118.3kg 昭和40年度 111.7kg 昭和45年度 95.1kg 昭和50年度 88.0kg 昭和55年度 78.9kg 昭和60年度 74.6kg
平成02年度 70.0kg 平成07年度 67.8kg 平成08年度 67.3kg 平成09年度 66.7kg 平成10年度 65.2kg
平成11年度 65.2kg 平成12年度 64.6kg 平成13年度 63.6kg 平成14年度 62.7kg 平成15年度 61.9kg
平成16年度 61.5kg 平成17年度 61.4kg 平成18年度 61.0kg 平成21年度 58.5kg 平成22年度 59.5kg
平成23年度 57.8kg 平成24年度 56.3kg 平成25年度 56.9kg 平成26年度 55.6kg 平成27年度 54.6kg
平成28年度 54.4kg 平成29年度 54.1kg 平成30年度 53.8kg