鑑定コラム2005)で、日本経済新聞調査発表の資本金1億円以上の有力企業の2019年度の設備投資額は、30兆3020億円と記した。
鑑定コラム2006)で、その設備投資額は、GDPの民間企業設備投資額の0.323の割合と論述した。
では、日経調査の資本金1億円以上の有力企業の設備投資金額が含まれる「民間企業設備投資」額は、名目国内総生産の金額のどれ程の割合を占めるのであろうか。
調べて見た。
内閣府の発表する直近の2018年度の国内経済計算で見ると、下記のごとくである。
金額(10億円) 割合
民間消費 305,579.50 0.555 政府消費 108,644.90 0.197 民間住宅 16,749.50 0.03 民間企業設備 89,892.20 0.163 公的固定資本形成 26,950.60 0.049 在庫 14.30 0.0 純輸出 988.00 0.002 不突合 1,562.30 0.003 名目国内総生産 550,381.30 0.999 (内閣府国民経済計算より作成)
名目国内総生産a 民間企業設備b b/a
2014年度 518.2351兆円 81.1320兆円 0.157 2015年度 532.9830兆円 81.7749兆円 0.155 2016年度 536.8026兆円 81.7498兆円 0.152 2017年度 547.4981兆円 86.1420兆円 0.157 2018年度 550.3813兆円 89.8922兆円 0.163 平均 0.157